アストロバイオロジー―地球外生命の可能性

アストロバイオロジー―地球外生命の可能性

著者名 山岸 明彦
発行元 丸善出版
発行年月日 2016年02月
判型 四六 188×128
ページ数 332ページ
ISBN 978-4-621-30000-8
Cコード 0044
ジャンル 天文・地学 >  宇宙科学
生物・生命科学 >  生物一般 >  生物読み物
生物・生命科学 >  生化学・分子生物学

内容紹介

我々は広大な宇宙の中で唯一知性を持った特別な存在なのだろうか。あるいはどこかですでに隣人が我々を覗き見ているのだろうか。物理学、化学、天文学、そして生命科学といった分野の第一線を走る研究者たちがこぞって議論に加わる分野がアストロバイオロジーである。あらゆる分野の科学者が集まり、近年急速に発展している。話題の中心はやはり「宇宙で我々は一人ぼっちなのか」ということである。これを検証するために科学者たちはまず、生命が存在しえる環境が宇宙にどれだけ存在するのかということを考え始める。さらに、探すべき生命とはいったい何なのか、どのような条件を満たせば生命なのかを議論する。はたして、生命とは何なのか、生命が誕生すれば必ず知性を獲得することが起こり得るのだろうか。本書ではこのような壮大なテーマを日本のアストロバイオロジーをけん引する著者がわかりやすく解説する。

目次

第一章 宇宙人は存在するか――地球外知的生命体の可能性
 1 人類と知性、文明の誕生
 2 どのような惑星に知的生命体が誕生するか
 3 どう考えるか――ドレイクの方程式
 4 我々の文明は何年間続くのか――人類の未来
 5 機械文明こそ我々の未来?
 コラム SFに見る人類の未来
第二章 知的生命は誕生するか――知的生命の偶然と必然
 1 生き残った生物たち――偶然と必然
 2 絶滅した生物たちと繁栄した生物たち
 3 どのような惑星に知的生命が誕生するか――知的生命誕生の必要条件
 4 地球外知的生命探査――SFから科学ヘ
 5 知的生命体をどう探すか
 コラム フェルミのパラドックス
第三章 地球外生命――どこでどのように探すか
 1 太陽系の中で生命が存在しうる場所
 2 太陽系外で生命が存在しうる場所
 コラム 恒星間移動
 3 生命生存可能領域(ハビタブルゾーン)
 4 どのような生物を探すか
 5 どのように探すか
 コラム 宇宙エレベーター 
 6 太陽系外での生命探査
 コラム 好熱菌発見の歴史
第四章 生命とは何か――地球生命と宇宙の生命
 1 生命とは何か――働きアリは生きているか
 2 生命の性質
 コラム ウイルスは生命か
 3 地球生命は何からできているか
 4 地球上の生命の仕組み
 5 地球生命に何が必要か――なぜ水か、なぜ炭素か
 6 ダーウィン型進化はすべてを可能にする
 7 宇宙でどのような生命が可能か
 8 宇宙探査のための命の定義
第五章 生命の材料はどうできたのか――宇宙の誕生と元素の起源
 1 生命の父――宇宙
 2 生命の源――太陽
 3 生命の母――海
 4 宇宙は生命のゆりかご――宇宙での有機物合成
 5 隕石中に見つかる有機物
 コラム たんぽぽ計画――国際宇宙ステーションでの微生物と宇宙塵の捕集と曝露実験 
 6 原始地球上での有機物合成
第六章 生命はどこで誕生しうるか――どのように誕生するか
 1 RNAワールド仮説
 2 最初の細胞はどのような細胞か
 3 生命の起源諸説
 コラム パンスペルミア仮説 
 4 生命の起源――海か陸か
 5 遺伝子から調べる生命の進化
 6 生命はこうして誕生した――生命誕生のシナリオ
 7 生命はどこでどのように誕生しうるのか
 コラム 生命火星起源説
第七章 なにがあれば生命は進化するか――進化の条件
 1 生命は1億年で誕生した――多数の生命の起源と絶滅
 2 生命存続にはエネルギーが必要
 3 生命進化には酸素が必要
 コラム テラフォーミング――火星移住計画
 4 生命進化における外部記憶――遺伝子から文字ヘ
第八章 我々は未来を目指す――宇宙を目指す
 1 ドレイクの方程式
 2 人類の未来
 3 生命の進化
 コラム 宇宙移住計画
 4 進化の偶然と必然
 コラム ダイソン球
 5 なぜ宇宙なのか

定価:本体2,800円+税
在庫:在庫あり