内容紹介
かつて、太陽系が世界の全てと思われていた時代があった。しかし、今我々は天文学者たちの研究によって、太陽系の外側、さらには天の川銀河の外側にも広大な宇宙が広がっていることを知っている。宇宙は不可思議なエネルギーで満たされ、現在も膨張していることがわかってきたが、これらはどのように解明されてきたのか 本書では、太陽系の外に目を向け、銀河、ブラックホール、ダークエネルギー、系外惑星の発見などを通して、宇宙の起源と進化に迫る。21のアクティビティ〈ためしてみよう!〉では、3次元の星図をつくる、Tシャツで曲がった時空をつくる、電波を画像化するなど、身近なものを使って宇宙のすがたを楽しく理解することができる。また3つの書きおろしコラムでは、日本の事例も紹介。はるか遠くの宇宙の姿に関する知識が広がっていく喜びを体験できる一冊。
目次
はじめに:わたしたちはどうやって星について学んできたのか?
1 先史時代から1600年代まで:星見る人から科学者へ
北極星を見つけよう
プトレマイオスの宇宙を紙皿で確かめる
アストロラーベをつくろう
星を見るための準備
2 1600年代:望遠鏡と重力が教えてくれたもの
双眼鏡の倍率とは
反射望遠鏡をつくる
白色光を分ける
3 1700年代〜1915年: 恒星を理解する
3Dの星図をつくろう
ふちから見る天の川
見かけの角度のかんたんな測定法
4 1900〜1940年:時空のトリック,島宇宙,ビッグバン
Tシャツで曲がった時空をつくろう
奇妙なおもちゃ
時空のねじれをためす
風船で宇宙膨張を考える
[コラム]ニュートリノと宇宙のすがた
5 1930年代〜1970年代:見えない天体,クエーサー,パルサー,ブラックホールの発見
妨害電波を見つける
電波を画像化する
パルサーをためしてみよう
ブラックホールをつくる
コラム 国際宇宙ステーション、日本の実験棟「きぼう」がとらえたブラックホール
6 1980年代〜2010年代:泡状銀河,太陽系外惑星,ダークエネルギー
石けん液で銀河団をつくる
局部銀河群を3Dでつくる
太陽系外惑星を見つけよう
[コラム]宇宙に生命を探す
おわりに:つぎに発見されるものは?
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