安全人間工学の理論と技術

安全人間工学の理論と技術

–ヒューマンエラーの防止と現場力の向上
著者名 小松原 明哲
発行元 丸善出版
発行年月日 2016年09月
判型 A5 210×148
ページ数 304ページ
ISBN 978-4-621-30083-1
Cコード 3050
NDCコード 501
ジャンル 科学一般 >  科学読み物

内容紹介

本書は、ヒューマンエラー再発防止の安全分析や対策立案などのマネジメントの方法やスキルを知りたい読者におくる安全管理のテキスト。 SMSの概要と進め方およびヒューマンファクターに起因する事故の抑止策(ヒューマンファクターによる事故をなくす、ヒューマンファクターにより事故をなくす)について、"レジリエンスエンジニアリング"や"ノンテクニカルスキル"など新しい概念をもしっかり解説し、実務者に役立つ。  近年、安全におけるエラー防止の限界が実務界でも強く認識されている。ヒューマンファクターへのさまざまな対応方法だけでなく、現場力の強化・工場や安全管理システムなどについても解説。

目次

1. 安全の考え方
1.1 安全とは?
1.2 リスク
1.3 レジリエンス・エンジニアリング
1.4 Safety-ⅠとSafety-Ⅱ

2. ヒューマンファクターと安全
2.1 ヒューマンエラー
2.2 ヒューマンエラーと事故
2.3 ヒューマンエラーの説明モデル
2.4 ヒューマンエラーの種類
2.5 現場力・レジリエンス
2.6 ヒューマンファクターの見かた
2.7 ヒューマンファクターと事故事例
2.8 ヒューマンファクターへの取り組みの実際:猛獣動物園を考える

3. 現場改善
3.1 人間工学とは
3.2 人間工学による現場改善
3.3 環境のもつ意味性
3.4 アラーム
3.5 フールプルーフ、インターロック
3.6 作業環境への配慮
3.7 作業への配慮
3.8 加齢に伴う問題
3.9 人間中心設計プロセス

4. マニュアルの制定と徹底
4.1 マニュアルの性格
4.2 マニュアル設計:現場の受容性
4.3 マニュアル設計:記述方法
4.4 マニュアル管理
4.5 マニュアル教育と指導
4.6 規定違反への対応
4.7 規定違反者への介入

5. 注意の特性と不注意
5.1 不注意
5.2 視角の特性と見落とし
5.3 注意の特性と見落とし
5.4 注意の対象化
5.5 記憶

6. 知覚・認知の特性と「思い込み」
6.1 錯覚
6.2 思い込み
6.3 認知バイアス

7. 認知モデル
7.1 認知モデル
7.2 マンマシンシステム(MMS)
7.3 行為の7段階モデル
7.4 PDSモデル
7.5 階層的タスク分析(HTA)
7.6 SRKモデル
7.7 状況決定制御モデル(COCOM)
7.8 状況認識

8. 診断
8.1 診断
8.2 診断の検討準
8.3 判断力
8.4 誤診

9. コミュニケーションとチームづくり
9.1 コミュニケーションの「機能面」と「情緒面」
9.2 「言い方」
9.3 チームワーク

10. ノンテクニカルスキル
10.1 CRMとNTS
10.2 ノンテクニカルスキルのプログラム構成
10.3 TEM
10.4 ノンテクニカルスキルのプログラムの開発
10.5 ノンテクニカルスキル能力の評価

11. 危険予知(KY)
11.1 危険予知訓練
11.2 KYのWhat-If展開
11.3 要因展開図によるKY
11.4 危険予知の留意点

12. 安全態度
12.1 望まれない態度
12.2 「隠す」行動
12.3 安全啓発
12.4 行動容姿のモデル

13. 安全防護
13.1 ハードによる防護
13.2 制度による防護
13.3 現場力による防護
13.4 システム設計の信頼性理論
13.5 ダブルチェック

14. 職業適性と教育訓練
14.1 職業適合性
14.2 性格
14.3 教育訓練の管理とデザイン
14.4 教育訓練の基本モデル
14.5 シラバス
14.6 教育訓練の方法
14.7 教育訓練成果の評価

15. 背後要因
15.1 生理的要素
15.2 心理的要素
15.3 教育的・価値観的要素

16. 職場風土と安全文化
16.1 安全風土
16.2 文化と安全文化
16.3 チェルノブイリ原子力発電所事故
16.4 安全文化の構成と評価
16.5 安全文化の構築
16.6 高信頼性組織
16.7 組織事故
16.8 ノーマルアクシデント

17. 安全マネジメントシステム
17.1 安全マネジメントシステムの意義
17.2 脅威に見合った活動
17.3 安全マネジメントのプロセス
17.4 現場からの情報収集
17.5 安全情報の集計

18. 事故調査の基本
18.1 自己分析の意義
18.2 事故の3形態のモデル
18.3 自己分析のために身に着けるべきスキル
18.4 ヒアリングのスキル
18.5 事故調査のフォーメーション
18.6 調査項目
18.7 対策立案のスキル

19. 事故分析の手法
19.1 事故分析の意義
19.2 関係する要素を整理していく手法
19.3 事実を整理していく手法
19.4 原因・要因を中心に整理する
19.5 管理・組織要因との関係
19.6 応用分析

20. 未然防止の方法
20.1 未然防止とは
20.2 要因展開
20.3 ハイリスクシステムの管理要素の分析
20.4 正常からの逸脱とその影響予見:HAZOP(ハゾップ)
20.5 事故防止:PDPC図法

21. 確率論的安全性評価
21.1 FTA
21.2 確率論的安全性評価
21.3 FTAの既約化

22. 安全監査
22.1 検査と監査
22.2 安全監査のスタイル
22.3 マネジメントシステムの監査
22.4 安全と安心・信頼

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