原書名 | Probability A Very Short Introduction |
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著者名 | 木村 邦博 著 |
発行元 | 丸善出版 |
発行年月日 | 2015年08月 |
判型 | 新書 174×112 |
ページ数 | 204ページ |
ISBN | 978-4-621-08828-9 |
Cコード | 0341 |
NDCコード | 417 |
ジャンル | 科学一般 > シリーズ科学一般 > サイエンス・パレット 新書 > サイエンス・パレット |
シリーズ紹介
学問は絵の具、心はキャンバス。 思い思いの色を混ぜ合わせ、自身のキャンバスを豊かな教養で彩ってみませんか? サイエンス分野の教養を1冊にまとめ、あなたの「知りたい」に応えます。
内容紹介
オックスフォード大学出版のVery Short Introductionシリーズ"Probability"の訳書。「あるサッカーチームが勝つ確率は?」「さいころを1回振って3の目が出る確率は?」 上の二つのように、一言で確率といっても、考え方に違いがありそうな気がしないだろうか。 中学・高校のころに勉強する“確率”では、何度も実験を繰り返して物事の起こりやすさを対象とする場合がほとんどだが、日常生活ではそのような実験をすることができない場合もある。我々は、起こるか起こらないか不確かさを伴う中で物事を決断しなければならない場合があり、確率とはそこで真に役立つものである。 本書は、そもそもの確率の考え方やその起源からはじめ、確率に関する陥りがちな誤解や多分野にわたる応用例をわかりやすく解説する。
目次
第1章 確率論の基本
確率論で扱うこと/客観説/実験に基づく証拠――頻度説/主観的解釈/主観確率の評価/オッズ/未解決の問題/確率をどう解釈するか
第2章 確率の計算
加法則/乗法則/独立/互いに排反できない事象/事象が3つ以上ある場合/計算の工夫
第3章 確率論小史
確率論の始まり/スイスのベルヌーイ家/アブラアム・ド・モアブル/逆確率/中心極限定理/シメオン・ドニ・ポアソン/ロシア学派/そして現代へ
第4章 確率を伴う実験
離散分布/連続分布/問題を解決する/平均/変動(ばらつき)/極値分布
第5章 確率を理解する
オッズとは?/絶対リスクか相対リスクか?/きわめて小さい確率の和/確率に関する誤解/わからなさを表現する
第6章 ゲームと確率
宝くじ(6/49形式)/テレビのゲーム番組/トランプのゲーム
第7章 科学,医学,オペレーションズ・リサーチにおける応用
ブラウン運動とランダム・ウォーク/乱数/モンテカルロ法/符号のエラー/羊水検査/血友病/感染症の流行/バッチ検査(一括検査)/航空機予約のオーバーブッキング/待ち行列
第8章 その他の応用
法律に関わる問題/ランダマイズド・レスポンス法/世界アンチ・ドーピング機関(WADA)/サッカーの結果(その1)/サッカーの結果(その2)/ブラック・ショールズ・モデル/株式のポートフォリオ
(リスク分散のための組み合せ)
第9章 直観に反する帰結とジレンマ
パロンドのパラドックス/2+2=4,それとも2+2=6?/ヒントをください…/知りたいですか?
付録 問題に対する解答
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