第3版 臨床薬物動態学

第3版 臨床薬物動態学

薬物治療の適正化のために
著者名 緒方 宏泰 編著
増原 慶壮
松本 宜明
木島 慎一
高橋 晴美
発行元 丸善出版
発行年月日 2015年03月
判型 B5 257×182
ページ数 234ページ
ISBN 978-4-621-08912-5
Cコード 3047
NDCコード 499
ジャンル 医学・薬学 >  薬学

内容紹介

「第2版 臨床薬物動態学」(2007年刊行)の改訂版。薬物血中濃度を解析するという従来の薬物動態、TDMのイメージを一新し、薬物血中濃度を用いずに薬物動態の視点、情報を薬物治療のモニターに付加し、モニターの内容を豊富化していくための概念や具体的な方法を示すことに力点を置いている。薬物動態学の臨床適用という目的に徹した書。薬物動態の情報をいかに治療に適用、利用していくかを述べることにより、薬物動態の視点が薬物治療を適正に遂行していくうえでいかに大切であるかを伝えている。  第3版では、必要と思われる新たな知見や考え方を追加している。

「薬物の体内動態パラメータ値と特徴づけ」(F章)についてはこちらからご覧ください。

目次

A 薬物血中濃度のとらえ方
 A1 薬物治療の適正化と薬物導体の関連性
  A1・1 薬物血中濃度と治療効果,副作用の基本的な関係
  A1・2 薬物血中濃度と治療効果,副作用の関係における変動
 A2 薬物動態の基本パラメータ
  A2・1 バイオアベイラビリティ
  A2・2 分布容積
  A2・3 クリアランス
  A2・4 消失速度定数
  A2・5 コンパートメントモデル
  A2・6 コンパートメントモデルを用いない薬物動態パラメータの決定
 A3 薬物動態パラメータの変動要因からみた薬物の特徴づけ
  A3・1 分布容積の変動要因
  A3・2 クリアランスの変動要因
  A3・3 血漿(血清)中薬物濃度値から算出された臓器クリアランス,分布容積の変動要因評価の限界とその対応策
  A3・4 B/P比の推定
  A3・5 血漿中薬物濃度に基づいたEx,Vdによる特徴づけ
  A3・6 遊離形薬物濃度を決定するパラメータの定義
  A3・7 経口投与後の薬物血中濃度から得られる薬物動態パラメータの利用
 A4 薬物血中濃度の決定
  A4・1 静脈内休息負荷投与直後の薬物血中濃度
  A4・2 定常状態薬物血中濃度
  A4・3 薬物血中濃度の時間推移の決定
 A5 薬物動態パラメータの収集
B おもな疾病における薬物動態変化の推定の考え方
 B1 肝疾患における薬物動態
 B2 心疾患における薬物動態
 B3 腎疾患における薬物動態
  B3・1 薬物の腎クリアランスの決定因子
  B3・2 クレアチニンクリアランス
  B3・3 腎疾患における薬物動態
C 薬物の投与設計に必要な関係式
  C1・1 静脈内単回休息投与
  C1・2 静脈内連続(持続)定速投与
  C1・3 限定薬物量の単回短時間定速投与
  C1・4 不連続繰り返し投与
 C2 クリアランスが薬物濃度依存性を示す薬物の投与設計に必要な関係式
 C3 薬物投与設計の考え方
 C4 ベイズ推定を用いた薬物血中濃度の推定
D TDMの実際
 D1 ジゴキシン
  D1・1 ジゴキシンの体内動態パラメータと体内動態の特徴づけ
  D1・2 ジゴキシン投与にあたっての必要な知識
  D1・3 ジゴキシンの負荷投与における初期投与計画
  D1・4 ジゴキシンの維持投与法における初期投与計画
  D1・5 ジゴキシンの定常状態に達する前の測定値からの投与計画
  D1・6 ジゴキシン中毒における投与計画
  D1・7 ジゴキシンの負荷投与法を考慮しなければならない場合の投与計画
 D2 ジソピラミド
  D2・1 ジソピラミドの体内動態パラメータと体内動態の特徴づけ
  D2・2 ジソピラミドの投与計画
 D3 テオフィリン
  D3・1 テオフィリンの体内動態パラメータと体内動態の特徴づけ
  D3・2 テオフィリン中毒の投与計画
  D3・3 テオフィリンの負荷投与が必要な場合
  D3・4 テオフィリンの維持量の投与計画
 D4 抗てんかん薬
  D4・1 カルバマゼピン
  D4・2 フェニトイン
  D4・3 バルプロ酸
 D5 アミノ配糖体系抗生物質
  D5・1 アミノ配糖体系抗生物質の体内動態パラメータと体内動態の特徴づけ
  D5・2 アミノ配糖体系抗生物質の特性
  D5・3 ゲンタマイシンの投与計画
  D5・4 血中ゲンタマイシン濃度の測定値に基づく投与計画
  D5・5 トブラマイシンでの腎機能低下患者における投与計画
  D5・6 血中トブラマイシン濃度の測定値に基づく投与計画
  D5・7 アミカシンの投与計画
  D5・8 血中アミカシン濃度の測定値に基づく投与計画
 D6 バンコマイシン
  D6・1 バンコマイシンの体内動態パラメータと体内動態の特徴づけ
  D6.2 バンコマイシンの特性
  D6・3 バンコマイシンの投与計画
 D7 その他
第III部  
E PK/PD解析
 E1 導入編
  E1・1 ファーマコダイナミクスとは
  E1・2 ファーマコキネティクスとは
  E1・3 PK/PD解析とは
 E2 基礎編
  E2・1 ファーマコダイナミクス(PD;薬力学,pharmacodynamics)
  E2・2 PK/PD解析(PK/PDモデリング)
  E2・3 まとめ
 E3 応用編
  E3・1 PK/PD解析を利用するには
F 薬物の体内動態パラメータ値と特徴づけ

定価:本体4,800円+税
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