社会学理論応用事典

社会学理論応用事典

著者名 日本社会学会 理論応用事典刊行委員会
発行元 丸善出版
発行年月日 2017年07月
判型 A5 210×148
ページ数 952ページ
ISBN 978-4-621-30074-9
Cコード 3536
ジャンル 社会科学 >  社会科学_総記・事典・便覧
人文科学 >  人文科学_総記・事典
人文科学 >  社会学

内容紹介

《社会学理論/概念》とは、世の中で起こる様々な社会現象を分析・解釈し、理解するために使われる理論的な枠組みであり「社会学研究」の根幹を成すものである。また《方法論》は、社会学者たちが社会現象を分析する上において必要不可欠な手段であり、科学的・記述的・客観的で最も妥当で信頼できる研究結果を得るための拠り所となる。本書は19世紀初頭に生まれ長い歴史を誇る社会学の主要理論=約330項目を取り上げ、見開き完結で、「(1)理論/概念の生まれた背景」「(2)理論/概念の内容解説」「(3)その理論/概念の適用・応用事例」といった三段構成で初学者から研究者にいたるまで、幅広い読者のニーズに応える中項目主義の読む事典。

目次

第I部 フロンティア
  21世紀社会を読み解くためのキーコンセプト/リスク社会/ジェンダーとセクシュアリティ/情報・メディア社会/個人化と心理化/グローバリゼーション論/再帰的近代化/ポストモダニズム/親密圏と公共圏/社会的包摂と社会的排除/持続可能社会/社会関係資本/社会的創発性/監視社会と生権力/社会シミュレーション/カルチュラル・ターン/サイバーカルチャー/不安定社会と若者/福祉社会の国家システム/「社会」イメージの再構築/消費される歴史/縮小社会/構築主義の課題と展望
第II部 コンテンポラリー
  社会を分析する道具としての概念と理論
 第1章 生命と身体
  生命科学と社会学/身体の社会学/ジェンダー/セクシュアリティと身体/身体技法/リプロダクティブ・ヘルス/ライツ/ディスアビリティ(障害)/老いの社会学/死の社会学/病人役割/医療化/生政治/生命倫理/アフォーダンス/メディアと身体/仮想身体/食と社会/人口転換理論
 第2章 行為と意味
  複雑性と意味/意味と情報/意味と時間/ダブルコンティンジェンシー/意味と他者/体験と行為/メディアと形式/権力(メディア)/貨幣(メディア)/真理(メディア)/愛(メディア)/意味と数理/行為と合理性/行為と合理性の多元性/生活世界/行為と構造/リスク/信頼/行為とパフォーマティヴィティ/行為としての消費
 第3章 自己とアイデンティティ
  自己呈示/トラウマ/モラトリアム/ポストモラトリアム/多元的自己・多元的アイデンティティ/自己物語論/スティグマ/身体的アイデンティティ/自己のテクノロジー/ナショナル・アイデンティティ/アイデンティティ・ポリティクス/キャラクター/キャラ/アイデンティティ資本/当事者研究/承認(欲求)論/自己の構築(主義)/主体/準主体/ナルシシズム/自己の再帰性
 第4章 相互行為
  シンボリック相互作用論/(社会的)交換理論/エスノメソドロジー/ラベリング論/構成主義と対話/ドラマツルギー/会話分析/ポストモダン社会の文化批判/対面的相互作用 (相互行為)/相互主観性/状況の定義/役割取得/相互作用秩序/感情労働と感情規則/感受概念/動機の語彙/秘密とプライバシー/ダブル・バインドとメタ・コミュニケーション/クレイム申し立て/冷淡と無関心
 第5章 コミュニケーション
  ジンメルのコミュニケーション論/模倣/シャノン=ウィーバー図式/サイバネティクス/メディアの位相/メディアの作動/受け手研究/コミュニケーション2段の流れ/世論形成/コミュニケーションによるコミュニケーション/ネットワーク社会/コミュニケーション的行為と公共圏/討議と倫理/プロパガンダ・情報操作/流言/メディア・リテラシー/メディオロジー/パロールとエクリチュール/アイデンティティとコミュニケーション/情報の所有と専有
 第6章 表象と文化
  文化産業/複製技術/ディスクール(言説)/神話作用/消費社会/現実界・象徴界・想像界/文化資本/オリエンタリズム/エンコーディング/デコーディング/サブカルチャー/ゼマンティク/カルチュラル・ソシオロジー/アート・ワールド/スピリチュアリティ/科学知識の社会学/歴史と記憶の社会学/ユートピアと希望の社会学/知識人/オタク論/表象不可能性
 第7章 集団と組織 
  準拠集団/官僚制とその逆機能/日本的集団主義/日本的経営と労働問題/労働組合の現在/近代組織論/組織目標の諸問題/集団連帯の合理的根拠/ヴォランタリー・アソシエーション(自発的結社)/セルフ・ヘルプ・グループ/スモール・ワールド/弱い紐帯/構造的空隙/ネットワーク組織論/組織における非合理性/新制度派組織理論/組織文化論/組織アイデンティティ論
 第8章 階級と階層
  不平等の機能主義的説明/階級構造/連続的地位尺度/不平等の趨勢/貧困/社会移動/メリトクラシー/階級的消費/階層イメージ/階層帰属意識/労働市場と格差/結婚と階層結合/健康と格差/教育格差と文化/教育格差の合理的選択モデル/社会的分化とジニ係数/社会階層の多次元性/地位達成の因果的推論/機会不平等とオッズ比・ハザード比/学力差の多水準モデル
 第9章 社会システム
  ホメオスタシス(恒常性維持)/ソシオサイバネティクス/構造機能理論/AGIL図式/社会システムの均衡理論/行為システムと社会システム/一般システム理論/最小多様度の法則/カオスと社会/複雑系の科学/社会のオートポイエーシス/ゆらぎと社会システム/自己言及と社会システム/社会システムと自己組織性/リゾーミック・システム/機能分化社会/フィードバック/開放システム/閉鎖システム/形態形成(モルフォジェネシス)/エージェント・ベース・モデル
 第10章 社会変動
  進化論と社会変動/唯物史観/前近代から近代へ/近代化論/従属理論/グローバル化の歴史/第二の近代/趨勢命題は科学的命題か/社会構造と社会変動/社会変動の要因/社会的分化/圧縮された近代/モビリティ/フェミニズムと社会変動/親密な関係性の変容/近代家族論/歴史と人口/家族変動論/家族と個人化/貧困の女性化
 第11章 権力と権威
  権威主義的パーソナリティ/エリート論/エリート支配/知と権威/権力/3次元的権力/国家のイデオロギー装置/権力ブロック/会話とレトリックと権力/規律と訓練/文化ヘゲモニー/有名人と支配/専門家支配/パターナリズム/例外状態/構成的権力/ラディカル・デモクラシー論/ガバナンス論/サバルタン/ジェンダー秩序/家父長制/男性支配/ヘゲモニックな男性性/親密性と支配
 第12章 社会運動
  社会運動論のスコープと発展/集合行動論/資源動員論/政治的機会構造論/社会運動の文化的アプローチ/グローバル社会運動/「新しい社会運動」論/社会運動へのアプローチ/社会運動組織/運動レパートリー/社会運動と権力/社会運動とメディア/非暴力的抵抗/社会学的介入/都市社会運動/未発の社会運動/経験運動/メディア・アクティビズム/社会運動ユニオニズム
 第13章 対立とコンフリクト
  ホッブズ問題/理念と利害関心/疎外/ルサンチマン/階級闘争/生活世界とシステム/闘争理論/象徴的暴力/同調とアノミー/囚人のジレンマ/認知的不協和/羨望と嫉妬/二重規範とマージナリティ/世代内/世代間コンフリクト/エスニシティと地域社会/対抗的相補性/経営システムと支配システム/「共有地の悲劇」と「救命ボートの倫理」/暴力論/暴力の社会学理論/軍事社会学・戦争社会学/構造的暴力/和解論
 第14章 正義と社会的分配
  正義概念と正義の諸構想/分配的正義/環境的正義/世代間正義/世界正義/福祉国家/社会的包摂と公正/基礎所得保障/正義と善/平等の指標――厚生・資源・能力/ケアと正義/ジェンダー・バイアスと正義/アファーマティブ・アクション/自由と正義/責任と正義/体制移行の正義(移行期正義)/文化的アイデンティティと正義/美と正義
 第15章 グローバリゼーションと社会
  世界システム論/帝国論/グローバル・シティ/グローバルな階級/途上国の貧困/トランスナショナルな社会運動/国際移民システム/移民と社会関係資本/ディアスポラ/多重化する市民権/多文化主義とネオリベラリズム/セグメント化された同化/人種編成とエスニシティ/レイシズム/交差性と支配のマトリクス/多言語主義と複言語主義/再生産労働の国際分業とケア・チェーン/人身取引とセックスワーク/文化帝国主義/コスモポリタニズム
第III部 クラシカル
  社会学の歴史を学ぶ/社会学前史/社会学の誕生/社会学の確立/社会学の発展(1)/社会学の発展(2)/社会学の展開

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