FDA リスク&ベネフィット・コミュニケーション

FDA リスク&ベネフィット・コミュニケーション

エビデンスに基づく健康・医療に関する指針 
原書名 Communicating Risks and Benefits: An Evidence-Based User's Guide
著者名 中山 健夫 監訳
杉森 裕樹 監訳
発行元 丸善出版
発行年月日 2015年11月
判型 B5 257×182
ページ数 208ページ
ISBN 978-4-621-08954-5
Cコード 3047
NDCコード 499
ジャンル 医学・薬学 >  医学一般

内容紹介

FDAガイドの翻訳版。FDA(米国食品医薬品局)が、 健康・医療をめぐる様々なリスクへの効果的なコミュニケーションについて、膨大な科学的知見に基づいて作成した実践活用ガイド。消費者にリスク(マイナス要因)とベネフィット(プラス要因)を勘案した最適な決断をさせるためのコミュニケーション戦略のあり方を考察する。章末には予算に応じたリスク調査の方法も紹介。警告を示す際の効果的なコミュニケーション、ネット情報等のメディアによる人々の感情への影響、情報リテラシーに関する課題といった興味深いテーマが、各分野の最先端研究者らによって具体的に解説されている。

目次

第1章 諸言
第2章 目標
 目標1 情報を共有する
 目標2 信念を変える
 目標3 行動を変える
 評価
 結論
第3章 評価
 なぜルールに基づく評価が重要なのか
 結論
第4章 伝える義務
 結論
第5章 言葉
第6章 定義づけ
 科学的知見
 科学的知見に基づく一般的・実用的な助言とは
 評価
 結論
第7章 数量情報
 科学的知見
 数量情報を理解しやすく,利用しやすくなる
 科学的に基づく,意パン的で実践的な助言は?
 これらの助言を踏まえてコミュニケーションをどう評価するか?
 結論
第8章 質的な情報
 科学的知見
 数量情報を理解しやすく,利用しやすくなる
 科学的に基づく支援できる一般的で実践的な助言とは?
 評価
 結論
第9章 ヘルスリテラシー
 科学的知見
 結論
第10章 情動と感情
 科学的知見
 現場への科学的助言
第11章 情報と説得
 科学的知見
 科学に基づく実践的な助言は?
 これらの助言を踏まえてコミュニケーションをどう評価するか?
 結論
第12章 生涯を通して
 科学的知見
 科学に基づく実践的な助言は?
 これらの助言を踏まえてコミュニケーションをどう評価するか?
 結論
第13章 ヘルスケア専門家
 科学的知見
 科学に基づく一般的で実用的な助言は?
 これらの助言を踏まえてコミュニケーションをどう評価するか?
第14章 可読性・理解・有用性
 科学的知見
 科学に基づく実践的助言
 この助言を用いてコミュニケーションをどう評価するか?
 終わりに
第15章 警告と情報開示
 科学的知見
 根拠に基づく一般的で実践的な助言
 警告と情報開示を視聴者の情報処理の対象に一致させる
 警告と情報開示の有用性と情報処理に影響する因子
 意図しない結果――なぜ消費者は警告に注意を払えないのか?
 警告及び情報開示のコミュニケーションの評価
 結論
第16章 人間工学
 科学的知見
 科学的知見に基づく一般的・実用的な助言とは
 この助言を生かしたコミュニケーションの評価の仕方
 結論
第17章 共有意思決定
 科学的知見
 科学的知見に基づく一般的・実用的な助言とは
 この助言を生かしたコミュニケーションの評価の仕方
 結論
第18章 ニュース報道
 科学的知見
 科学的知見に基づく一般的・実用的な助言とは
 この助言を生かしたコミュニケーションの評価の仕方
 結論
第19章 組織の内側
 科学的知見
 実践にむけた提案
 評価
第20章 実践家の観点から
 コミュニケーションの実践経験から何がいえるか?
 実践経験からコミュニケーションの評価に何が言えるか
 結論
第21章 FDAの視点
 FDAのコミュニケーション事情
 エビデンスに基づいたコミュニケーションを実施するための課題
 結論
第22章 戦略的計画
 戦略的責任としてのコミュニケーション
 エビデンスに基づくコミュニケーションのための組織化

定価:3,960円
(本体3,600円+税10%)
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