内容紹介
消費者行動の研究は何かを買うという行為の理解にとどまらない。何かを所有することが、人々の生活や自分自身や他人に対して抱くイメージにどのような影響を与えるのか、ということも消費者行動論の研究者達は考えてきた。 本書はモノやサービスを買って、所有して、廃棄する一連のプロセスを理解するための考え方を分かりやすく解説している。そのために、消費者行動論の最新の研究成果が紹介されている。また、グローバル化という現実を反映して、世界各地で観察されるユニークな消費者行動やマーケティングの事例を豊富に紹介する。 さらに日本版では、ケースの一部を日本の読者にも分かりやすいものに書き直す工夫をしている。中巻には、消費者がどのように消費について決定しているのかを調査し、このプロセスの間に他者が及ぼしている多くの影響について論じた「セクション3 意思決定者としての消費者」(第7章〜第10章)を収載。
目次
セクション3 意思決定者としての消費者
第7章 態度と説得
態度の力/態度はどのように形成されるのか/マーケターはどのように消費者の態度を変えるのか?
第8章 意思決定
消費者は問題解決者/意思決定プロセスのステップ/ヒューリスティクス:メンタルな近道
第9章 購入と処分
消費者行動に状況が及ぼす効果/オンライン技術の新たな影響/買い物経験/勾配後の満足/製品の処分
第10章 組織・家庭における意思決定
組織の意思決定/家族/意思決定者としての子どもたち:消費者になる訓練をしている人たち
関連商品
▼ 関連記事
- 『ソロモン 消費者行動論』コラム・参考文献2022.03.02