深海と地球の事典
著者名 | 深海と地球の事典編集委員会 編 |
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発行元 | 丸善出版 |
発行年月日 | 2014年12月 |
判型 | B5 257×182 |
ページ数 | 302ページ |
ISBN | 978-4-621-08887-6 |
Cコード | 3044 |
NDCコード | 452 |
ジャンル | 天文・地学 > 地学一般 |
内容紹介
「深海」は地球最大の生命圏であり、活発な地殻活動により環境の変化をもたらすとともに、地球誕生から現代にいたるまで様々な生命のゆりかごとして多様性を育んできた。さらに深海でのわずかな変化が気候変動や地震・津波といった地球規模の問題につながることも明らかになってきた。本書では深海研究の最先端にいる専門家たちが、これまで明らかになってきた深海の科学と研究を支える技術開発、さらに深海研究からわかった地球の姿を豊富なカラー図版とともに解説する。深海の基本から研究や、観測技術の最前線が見えてくる。
目次
1 深海を知る 深海の基礎知識
1.1 深海のすがた
1.2 圧力と生命
1.3 海底地形
1.4 深層の海洋循環
1.5 海底熱水系
2 深海に生きる 極限環境に生きる生物
2.1 深海にすむ生物
2.2 地球環境と生物:深海への物質輸送
2.3 鯨骨生物群集
2.4 極限環境の微生物たち
2.5 海底下生命圏
3 深海を調べる 深海研究の先端技術
3.1 深海探査の技術と歴史
3.2 海洋調査研究船「みらい」
3.3 有人潜水調査船「しんかい6500」
3.4 地球深部への挑戦「ちきゅう」
3.5 海底ケーブルネットワーク
3.6 自律型無人探査機「AUV」
3.7 未来の技術
4 深海から知る 生命誕生と進化,惑星地球の変動
4.1 生命の起源と進化
4.2 海底火山/マグマ/巨大地震の震源地
4.3 地震・津波
4.4 地球温暖化/古環境,気候変動予測
付録
日本周辺の深海生物マップ
海洋観測と観測船の歴史
column
ディープアクアリウム/ウナギの「イブ」/MRIによる深海生物研究/ダイオウイカ/深海巨大ザメ/深海由来酵母による清酒醸造/海底下生命圏のジオバイオインフォマティクス/地球生命工学の幕開け/研究者による絵本を通した科学啓蒙の試み/深海探査機「江戸っ子1号」の開発/深海生物の飼育展示/マンガンクラストとレアアース泥/東北地方太平洋沖地震と深海掘削/二酸化炭素と海洋酸性化
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