第4版(原書7版) マクマリー生物有機化学 [基礎化学編]

第4版(原書7版) マクマリー生物有機化学 [基礎化学編]

著者名 菅原 二三男 監訳
発行元 丸善出版
発行年月日 2015年01月
判型 B5 257×182
ページ数 436ページ
ISBN 978-4-621-08895-1
Cコード 3043
NDCコード 430
ジャンル 化学・化学工学 >  化学一般・基礎化学 >  基礎化学
化学・化学工学 >  有機化学
生物・生命科学

内容紹介

米国で高い評価を受けている“Fundamentals of General, Organic, and Biological Chemistry”(第7版)の翻訳。「物理法則によって成り立つ化学」と「化学反応によって成り立つ生命活動あるいは現象」を関連づけながら学ぶことができる教科書。“生物の化学”をコンセプトにまとめられている。身近な食べ物、日常で使う道具、よく見かける現象を例に挙げ、豊富なイラストとともに解説。有機物質を重点的に取り上げ、生化学反応の理解へと自然に繋がる。バイオ系、生命科学系、食品系や理学系、工学系で生命科学を学ぶ多くの学生に理解してもらうことを目標に、視覚的な図や写真、ポイントを強調した化学式を使って解説。その章や前後の章での概念の関連性を図示した“概念図”を設けることによって知識を繋げ、理解しやすい一冊。

目次

1 物質と計量
 1.1 化学:中心の科学
 1.2 物質の三態
 1.3 物質の分類
     Chemistry in Action:アスピリンを例にして
 1.4 化学の元素と表記
 1.5 元素と周期表
 1.6 化学反応:化学変化の例
     Chemistry in Action:水銀と水銀毒
 1.7 物理量
 1.8 質量,長さ,体積の測定
 1.9 測定と有効数字
 1.10 科学的記数法
 1.11 概数
 1.12 問題の解法:単位の変換と概算
 1.13 温度,熱,エネルギーの測定
     Chemistry in Action:温度感受性素材
 1.14 密度と比重
     Chemistry in Action:測定例:肥満と体脂肪    
2 原子と周期表
 2.1 原子説
     Chemistry in Actin:原子は実在するか?
 2.2 元素と原子番号
 2.3 同位体と原子量
 2.4 周期表
 2.5 族の特質
     Chemistry in Action:元素の起源
 2.6 原子の電子構造
 2.7 電子配置
 2.8 電子配置と周期表
 2.9 点電子記号
     Chemistry in Action:原子と光
3 イオン化合物
 3.1 イオン
 3.2 周期的性質とイオン形成
 3.3 イオン結合
 3.4 イオン化合物の性質
     Chemistry in Action:イオン液体
 3.5 イオンとオクテット則
 3.6 一般的な元素のイオン
 3.7 イオンの命名
     Chemistry in Action:塩
 3.8 多原子イオン
     Chemistry in Action:生物学的に重要なイオン
 3.9 イオン化合物の化学式
 3.10 イオン化合物の命名
 3.11 H+イオンとOH-イオン:酸塩基序論
     Chemistry in Action:骨粗鬆症 
4 分子化合物
 4.1 共有結合
 4.2 共有結合と周期表
 4.3 多重共有結合
 4.4 配位共有結合
 4.5 分子化合物の特徴
 4.6 分子式とルイス構造
 4.7 ルイス構造の描き方
 4.8 分子の形
     Chemistry in Action:COとNO:汚染物質かそれとも奇跡の分子か?
     Chemistry in Action:巨大分子
 4.9 極性共有結合と電気陰性度
 4.10 極性分子
 4.11 二元化合物の命名
     Chemistry in Action:ダマセノン,そのほかの名前で甘く感じるだろうか? 
5 化学反応の分類と質量保存の法則
 5.1 化学反応式
 5.2 化学反応式を釣り合わせる
 5.3 化学反応の分類
 5.4 沈殿反応と溶解度の指針
     Chemistry in Action:痛風と腎臓結石:溶解性の問題
 5.5 酸,塩基,中和反応
 5.6 酸化還元反応
 5.7 酸化還元反応の識別
     Chemistry in Action:電池
 5.8 真イオン反応式  
6 化学反応:モルと質量の関係
 6.1 モルとアボガドロ定数
 6.2 グラムトモルの変換
     Chemistry in Action:ベン・フランクリンはアボガドロ定数を見つけることができたか?概算してみる
 6.3 モルでの量的関係と化学反応式
 6.4 質量での量的関係と化学反応式
 6.5 限定試薬と収率
     Chemistry in Action:貧血―限定試薬の問題?
7 化学反応:エネルギー、速度および平衡
 7.1 エネルギーと化学結合
 7.2 化学反応における熱の変化
 7.3 発熱および吸熱反応
     Chemistry in Action:食品からのエネルギー
 7.4 化学反応がおきるのはなぜか? 自由エネルギー
 7.5 化学反応はどのようにおきるか? 反応速度
 7.6 反応速度におよぼす温度,濃度,触媒の影響
 7.7 可逆反応と化学平衡
 7.8 平衡式と平衡定数
 7.9 ルシャトリエの法則:平衡におよぼす条件変化の影響
     Chemistry in Action:共役反応 
8 気体、液体、固体
 8.1 物質の状態とその変化
 8.2 分子間力
 8.3 気体と気体分子運動論
 8.4 圧力
     Chemistry in Action:温室効果ガスと地球温暖化
 8.5 ボイルの法則:体積と圧力の関係
 8.6 シャルルの法則:体積と温度の関係
     Chemistry in Action:血圧
 8.7 ゲイ―リュサックの法則:圧力と温度の関係
 8.8 ボイル―シャルルの法則
 8.9 アボガドロの法則:体積と物質量の関係
 8.10 理想気体の法則
 8.11 分圧とドルトンの法則
 8.12 液体
 8.13 水:独特な液体
 8.14 固体
 8.15 状態変化
     Chemistry in Action:環境に優しい溶媒としてのCO2   
9 溶液
 9.1 混合物と溶液
 9.2 溶解の過程
 9.3 固体水和物
 9.4 溶解度
 9.5 溶解度に対する温度の効果
 9.6 溶解度に対する圧力の効果:ヘンリーの法則
     Chemistry in Action:呼吸と酸素輸送
 9.7 濃度の単位
 9.8 希釈
 9.9 溶液中のイオン:電解質
 9.10 体液中の電解質:当量とミリ当量
 9.11 溶液の性質
     Chemistry in Action:電解質,水分補給,スポーツドリンク
 9.12 浸透と浸透圧
 9.13 透析
     Chemistry in Actin:時限不出型薬剤   
10 酸と塩基
 10.1 水溶液中の酸と塩基
 10.2 代表的な酸と塩基
 10.3 酸と塩基のブレンステッド―ローリーの定義
 10.4 酸と塩基の強さ
     Chemistry in Action:胃食道逆流症―胃酸過多症それとも低塩酸症?
 10.5 酸解離定数
 10.6 酸および塩基としての水
 10.7 水溶液中の酸性度の測定
 10.8 pHを使った作業
 10.9 実験室での酸性度の決定
 10.10 緩衝液
     Chemistry in Action:体の中の緩衝液:アシドーシスとアルカローシス
 10.11 酸と塩基の当量
 10.12 代表的な酸塩基反応
 10.13 滴定
     Chemistry in Action:酸性雨
 10.14 塩溶液の酸性度と塩基性度 
11 核化学
 11.1 核反応
 11.2 放射能の発見とその性質
 11.3 安定同位体と放射性同位体
 11.4 壊変
 11.5 放射性核種の半減期
     Chemistry in Action:放射能の医学利用
 11.6 壊変系列
 11.7 電離放射線
 11.8 放射線の検出
 11.9 放射線量の単位
     Chemistry in Action:食品への放射線照射
 11.10 人工核変換
 11.11 核分裂と核融合
     Chemistry in Action:画像診断
補遺
 A.科学的記数法
 B.換算表 

出版社からのメッセージ

本書は『第2版 マクマリー生物有機化学 基礎化学編』(2007年1月刊)の改訂版です。

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