「境界に立つ市民」の誇り

「境界に立つ市民」の誇り

ユダヤ人を家族に持つナチ時代のアーリア人作家クレッパー
著者名 長田 浩彰
発行元 丸善出版
発行年月日 2014年01月
判型 四六 188×128
ページ数 164ページ
ISBN 978-4-621-08805-0
Cコード 1322
ジャンル 人文科学 >  シリーズ人文科学 >  叢書インテグラーレ

内容紹介

本書は、ユダヤ人を家族に持つアーリア人作家ヨッヘン・クレッパーがナチ時代に残した日記を史料に、境界に立たされた市民が迫害される側の視点で眺めたベルリンの日常と彼らの生活を辿っていく。クレッパーは、妻子と共に1942年12月10日夜、自死の途を選んだ。その苦悩と苦闘は、我われに大きな教訓を与えてくれる。

目次

はじめに
クレッパー略年表

プロローグ:ドイツ人とユダヤ人

第一部:一九三八年までのクレッパーの状況
一、クレッパーの『日記』について
二、本書の目的
三、一九三八年までの作家クレッパーの状況
四、一九三八年までのクレッパーの家庭生活
五、クレッパーのナチ政権観―その保守主義に関する考察

第二部:一九三八年の「水晶の夜」ポグロム
六 それまでの反ユダヤ人政策
七、一九三八年の反ユダヤ的措置と『日記』に見る「水晶の夜」ポグロム

第三部:一九三九年から四二年までのクレッパー
八、一九四二年までの反ユダヤ的措置
九、次女レナーテの出国をめぐる奔走

おわりに:市民としての誇りと限界
参考文献
あとがき

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