内容紹介
生命現象はすべて、連続的な化学反応の積み重ねである。だが、化学を専門としない生命科学系の学生にとって、化学そのものを理解することは容易ではない。 本書は、そんな生命科学の基礎となる有機化学を、豊富な写真やイラストを用いてコンパクトに解説した教科書。有機化学の知識を説明するだけでなく、有機化学と生命現象や実生活との関連を示す話題を随所に盛り込むことで、生命科学分野で有機化学を学ぶ意義が理解できるように構成している。また、演習問題と解答も多数掲載しており、自学自習にも最適な内容となっている。新版では、有機反応機構を解説したコラム“Mastering Reactions”が新たに追加され、有機化学をきちんと理解するうえでさらに有用な内容となった。バイオ系のみならず、農学系や食品系、工学系の生命科学に関連した学科など、広く生命科学分野の学生に有用な有機化学のテキスト。
目次
1章 アルカン:有機化学のはじめの一歩
2章 アルケン,アルキン,および芳香族化合物
3章 酸素,硫黄あるいはハロゲン含有化合物
4章 アミン
5章 アルデヒドとケトン
6章 カルボン酸と誘導体
出版社からのメッセージ
本書は『第3版 マクマリー 生物有機化学 有機化学編』(2010年8月刊)の改訂版です。
本書は改訂版『マクマリー生物有機化学[有機化学編] 原書8版』(2018年01月刊)を刊行しています。