内容紹介
なぜ有限要素法にはFortran90/95が使われているのか。それは有限要素法の知的資産が主にFORTRAN66/70/77によって書かれてきた歴史に加えて、Fortran90/95が提供する動的配列やポインタ、それに便利な配列計算といった機能を有効活用することにより、簡潔で軽快な有限要素法のプログラミングが可能となるからである。本書は有限要素法(FEM)の理論とFortran90/95による実践の溝を埋め、実際の有限要素法プログラムの開発における職人気質的なスキルや裏技を伝授することを目的とする。非線形シェル要素プログラム付。
目次
第Ⅰ部 概要
1 はじめに
第Ⅱ部 Fortran90/95
2 Fortran90/95 プログラミングでの全般的なヒント
3 便利なアクセサリや裏技
4 よくあるコーディングミスの対策
5 ファイル操作とプリ・ポスト処理について
第Ⅲ部 有限要素法
6 有限要素法の基礎とプログラミングの対象
7 有限要素法に共通するプログラミング
8 非線形平衡方程式を解く
第Ⅳ部 要素定式化の例
9 線形要素の定式化の例(平面要素とソリッド要素)
10 非線形要素の定式化の例(ソリッド要素とMITCシェル要素)
付録A Fortran90/95 に関する補足
付録B 有限要素法に関する補足
▼ 補足資料
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