不確実性時代のエネルギー選択のポイント

不確実性時代のエネルギー選択のポイント

原書名 ENERGY SURVIVAL GUIDE INSIGHT AND OUTLOOK
著者名 村岡 克紀
発行元 丸善出版
発行年月日 2013年11月
判型 A5 210×148
ページ数 264ページ
ISBN 978-4-621-08703-9
Cコード 3040
NDCコード 501
ジャンル 科学一般 >  科学読み物
環境科学・生活科学 >  環境科学 >  資源・エネルギー

内容紹介

福島原発事故以降「脱原発」の機運が高まっているが、いまや人間生活に「電気」は欠かせないものであり、それを生み出す資源の確保は必要不可欠である。地球温暖化による環境影響や発電コスト、立地確保など総合的に判断した場合、一概に原発の是非だけを問うのではなく、それにかわる代替エネルギーの長所・短所を科学的に分析し、本当に社会が求めるエネルギー源は何なのかを議論していくことが重要である。本書は、エネルギー先進国オランダで長年にわたりエネルギーと環境分野に関する研究を行ってきた著者が、エネルギー問題について原理・原則や理想論を語るのではなく、エネルギーを定量的に評価し比較することに重きをおき、広く一般読者を対象にわかりやすい文章でまとめたもの。

目次

1部 身の回りのエネルギー
 1.エネルギー:この本当に特別なもの
 2.エネルギー:それは一体何でしょうか?
 3.人間のエネルギー
  A.熱
  B.仕事
  C.体温はどのようにして一定に保たれるのでしょうか?
 4.家庭で使うエネルギー
  A.家庭へのエネルギーの供給
  B.冷暖房
  C.温水
  D.調理と炊飯
  E.家庭で使う電気器具
  F.各エネルギー機器の比較
  G.何かを作るために必要なエネルギー
 5. 動き回る:移動のためのエネルギー
  A.乗用車
  B.バスと列車
  C.航空機
  D.自転車
 6.エネルギー:国レベルおよび世界レベル
  A.国や地域による違い
  B.先進工業国におけるエネルギー消費量:オランダの例
  C.ヨーロッパ
  D.世界:需要と供給
 7.炭酸ガスと地球温暖化
  A.自然の温室効果
  B.人為的な温室効果
2部 将来展望
 8.太陽光エネルギー
  A.太陽光エネルギーの大きさ
  B.太陽光エネルギーを捕捉するいろいろな方法
 9.風力
  A.風力の可能性
  B.風車の型とそれぞれの効率
  C.風力に必要な土地面積と風車ファーム
  D.風力の寄与,変動率,およびコスト
 10. 水と大地から得られるエネルギー
  A.水力
  B.波力
  C.潮汐力
  D.海洋温度差(OTEC)
  E.浸透性:塩水と真水(青いエネルギー)
 11.原子核エネルギー
  A.核分裂
  B.核融合
  C.放射能と健康への危惧
  D.電力発生のいろいろな方法の比較
 12. エネルギー貯蔵
  A.なぜエネルギーを貯蔵する必要があるのでしょうか?
  B.エネルギー貯蔵のいろいろな方法
結び:どう進むべきでしょうか?

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定価:2,530円
(本体2,300円+税10%)
在庫:絶版