ファインマン経路積分の数学的方法

ファインマン経路積分の数学的方法

―時間分割近似法―
著者名 藤原 大輔
発行元 丸善出版
発行年月日 1999年10月
判型・装丁 A5 210×148
ページ数 288ページ
ISBN 978-4-621-06451-1
Cコード 3041
ジャンル 数学・統計学 >  解析学
数学・統計学 >  シリーズ数学・統計学 >  現代数学シリーズ

内容紹介

振動積分を道具とし、ファインマン経路積分の時間分割近似の収束を論じる。停留位相法の剰余項に対し空間次元が限りなく大きくなっても有効な評価を与えることがキーポイントである。議論に使われる技術的な事実は補遺にまとめて紹介し、読者の便をはかる。細部まで省かず詳しく説明し、初学者にも配慮した明快な数学書。[主要内容]ファインマン経路積分とは何か/経路積分と振動積分/ファインマン経路積分は収束する/経路積分の収束の証明/シュレーディンガー方程式の基本解/時間の経過が長い場合/補遺 実解析学からの準備

目次

第Ⅰ部 ファインマン経路積分の時間分割近似の収束
 第1章 ファインマン経路積分とは何か
  1.1 問題の起こり
  1.2 何が問題なのか
  1.3 実例計算
 第2章 作用積分の性質
  2.1 変分法
  2.2 古典起動の存在
  2.3 作用関数
 第3章 経路積分と振動積分
  3.1 ファインマン経路積分の時間分割近似はどのようなものか
  3.2 振動積分
  3.3 停留位相法
 第4章 ファインマン経路積分は収束する
  4.1 振動積分としての経路積分の時間分割近似
  4.2 主定理 分割Δを細かくするときの極限値の存在
 第5章 経路積分の収束の証明
  5.1 ヘッセ行列式の一性質
  5.2 lim|Δ|→0D(Δ;s',s,x,y)存在の証明
  5.3 空間次元が限りなく大きくなる場合の停留位相法
  5.4 I(Δ;ν,s',s,x,y)の収束の証明
  5.5 L2(R)の作用素としての収束
 第6章 シュレーディンガー方程式の基本解
  6.1 ハミルトン-ヤコビ方程式と作用関数
  6.2 輸送方程式とHesse行列式
  6.3 シュレーディンガー方程式の基本解
  6.4 ヤコビの微分作用素と Morette-Van Vleck行列式
 第7章 時間の経過が長い場合
  7.1 時間の経過が長い場合について

第Ⅱ部 補遺-実解析学からの準備
 第8章 熊ノ郷-谷口の定理
  8.1 熊ノ郷-谷口の定理
 第9章 停留位相法再論
  9.1 位相関数の停留点と停留値の性質
  9.2 熊ノ郷-谷口の定理の有効範囲
  9.3 停留位相法-精度を上げる
 第10章 大次元空間上での停留位相法
  10.1 大次元空間上での停留位相法の証明
  10.2 振幅が1である場合の大次元空間での停留位相法
 第11章 振動積分変換のL2有界性
  11.1 振動積分変換のL2有界性
 第12章 弱微分と超関数
  12.1 超関数の定義
  12.2 超関数の微分
  12.3 原始超関数
 第13章 アダマールの大域的逆関数定理の証明
 第14章 あと書き

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