植物の環境応答と形態形成のクロストーク

植物の環境応答と形態形成のクロストーク

著者名 岡 穆宏
岡田 清孝
篠崎 一雄
青山 卓史
荒木 崇
発行元 丸善出版
発行年月日 2014年07月
判型 B5 257×182
ページ数 240ページ
ISBN 978-4-621-06421-4
Cコード 3045
ジャンル 生物・生命科学 >  動物学・植物学
生物・生命科学 >  シリーズ生物・生命科学 >  シュプリンガーレビュー

内容紹介

花成や種子の発芽などにかかわる光や植物ホルモンに対する応答と形態形成のクロストークの研究分野においてキーとなる因子が同定され、環境応答が内因性の遺伝的プログラムによって規定される形態形成とどのようにかかわっているかが明らかになりつつある。遺伝的プログラムと環境応答との接点の解明をめざし、環境刺激に対する応答の分子機構と、それぞれの応答に伴う形態形成に関する最近の知見を紹介する待望のレビュー集。

目次

I. 環境応答の分子機構
 1. 光受容体と光応答
 2. 光屈性
 3. 花芽形成と花序形態形成における環境因子との相互作用
 4. 光と色素体分化プログラム
 5. 重力感受と形態形成
 6. 微生物感染応答
 7. 植物の栄養飢餓応答
 8. 活性酸素応答
II. 植物ホルモン応答と形態形成
 1. ジベレリン応答
 2. アブシジン酸応答
 3. ブラシノステロイド応答
 4. オーキシン応答
 5. サイトカイニン応答
 6. サイトカイニンの合成と代謝
III. 細胞内シグナル伝達にかかわる因子群とその機能
 1. シロイヌナズナのHis-Aspリン酸リレー制御系
 2. 高等植物の分子時計と擬似応答因子
 3. COP9シグナロソームと形態形成・環境応答
 4. ストレス応答とリン脂質シグナリング
 5. 塩ストレスとイオンホメオスタシス
 6. 接触刺激とCa2+透過チャンネル
 7. MAPキナーゼカスケードによる植物の細胞質分裂の制御
 8. 細胞形態形成とリン脂質シグナル
 9. 花成を制御する遺伝因子と環境因子の相互作用

出版社からのメッセージ

本書は2004年1月にシュプリンガー・ジャパン株式会社より出版された同名書籍を再出版したものです。

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定価:5,280円
(本体4,800円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定