内容紹介
ニュートリノの仮説が打ち立てられてから検証に至るまでに、物理学に与えた衝撃を紹介。ニュートリノは、検出が大変困難でながらく存在が証明されなかったが、ひとたび発見されると、超新星の誕生や星の終焉などの重要な情報をもたらした。本書はこうした様々な研究をエピソードや豊富な写真を交えて歴史的に振り返りながら詳述。
目次
第1章 はじめに
第2章 ニュートリノ仮説
ベータ線の困難
結末
エネルギー危機
絶望的な救済策
原子核の再構築
粒子生成の概念
ニュートリノの導入
第3章 ニュートリノの正体?
ニュートリノの大量生産
ニュートリノの発見
パリティの死
吸血鬼ニュートリノ
ニュートリノは左巻き
ニュートリノの質量
ニュートリノの質量を測る
ニュートリノはどのタイプ
仮想ニュートリノ
第4章 ニュートリノは何種類?
重い電子
1種類のニュートリノか,または2種類?
最高の高エネルギー・ニュートリノ実験
そして3番目が!
ニュートリノの質量を測る
移動するニュートリノ
ニュートリノの種類を数える
第5章 素粒子を覗く
ニュートリノ・ビーム
巨大な母
中性カレント
陽子の内部
クォークとしてのパートン
巨大な足跡-結末
第6章 太陽を覗く
太陽炉
七転び八起き
ホームステーク金鉱の地下へ
2番目の太陽ニュートリノ実験
太陽の問題
ニュートリノの問題
ガリウム実験
軽水と重水
完璧な検出器?
第7章 宇宙を覗く
一生涯の出来事
最初の使者
宇宙起源ニュートリノ
ニュートリノ望遠鏡
深水ニュートリノ
宇宙開闢時に・・・
膨張宇宙
宇宙の料理人
宇宙背景ニュートリノ
宇宙暗黒物質候補:ニュートリノ
第8章 ニュートリノ月面観測基地
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