内容紹介
酵素の立体構造、触媒活性や調節作用など、酵素の機能を明らかにする酵素学は化学生物学をはじめとした様々な分野と関連し、食品製造、医薬品開発、病気の診断等、多様に応用されている。本書では酵素とは何なのか、酵素はいかにして働くのか、さらに、酵素反応のうちの主要なものを例にとり酵素はいかにして反応を触媒するのかをわかりやすく解説。
目次
1. 「タチナタマメ」から「設計された遺伝子」へ
2. すべての酵素はタンパク質である
3. 酵素はすばらしい触媒である
4. 酵素反応の研究法
5. 酵素的加水分解反応と基転移反応
6. 酵素的酸化還元化学
7. 酵素的炭素‐炭素結合形成
8. 酵素的付加/脱離反応
9. アミノ酸の酵素的変換
10. イソメラーゼ
11. 酵素触媒反応におけるラジカル
12. 非酵素的生体触媒反応
