内容紹介
大学1〜2年の学生を対象とした生化学の入門書。多様な生化学の基本的な知識が初心者にも容易に理解できるように構成されている。内容が76の項目に分けて記述されており、各項目の冒頭にはその要点が“ポイント”として箇条書きの形でまとめられている。コンパクトな教科書ではあるが生化学の全領域が網羅されている。学生のみならず、研究者にとっても全般的な知識を効率よく確認できる。
目次
A 細胞の構成
A1 原核生物
A2 真核生物
A3 顕微鏡法
A4 細胞分画
B アミノ酸とタンパク質
B1 アミノ酸
B2 酸と塩基
B3 タンパク質の構造
B4 ミオグロビンとヘモグロビン
B5 コラーゲン
B6 タンパク質の精製
B7 タンパク質のクロマトグラフィー
B8 タンパク質の電気泳動
B9 タンパク質の配列決定とペプチド合成
C 酵素
C1 酵素とは
C2 熱力学
C3 酵素反応速度論
C4 酵素の阻害
C5 酵素活性の調節
D 抗体
D1 免疫系
D2 抗体の構造
D3 多クローン性および単クローン性抗体
D4 抗体の合成
D5 研究手段としての抗体
E 膜
E1 膜脂質
E2 膜タンパク質と炭水化物
E3 小分子の膜輸送
E4 高分子の膜輸送
E5 情報伝達
F DNAの構造と複製
F1 DNAの構造
F2 染色体
F3 細菌のDNA複製
F4 真核生物のDNA複製
G RNA合成とプロセシング
G1 RNAの構造
G2 原核生物の転写
G3 lacオペロン
G4 trpオペロン
G5 真核生物の転写:概要
G6 真核生物のタンパク質をコードする遺伝子の転写
G7 RNAポリメラーゼIIによる転写の調節
G8 真核生物のプレmRNAのプロセシング
G9 リボソームRNA
G10 転位RNA
H タンパク質合成
H1 遺伝暗号
H2 原核生物の翻訳
H3 真核生物の翻訳
H4 タンパク質のターゲッティング
H5 タンパク質のグリコシル化
I 組換えDNA技術
I1 制限酵素
I2 核酸のハイブリダイゼーション
I3 DNAのクローニング
I4 ウイルス
I5 DNA塩基配列決定
I6 ポリメラーゼ連鎖反応
J 炭水化物の代謝
J1 単糖類と二糖類
J2 多糖類とオリゴ糖類
J3 解糖
J4 糖新生
J5 ペントースリン酸経路
J6 グリコーゲン代謝
J7 グリコーゲン代謝の調節
K 脂質の代謝
K1 脂肪酸の構造と役割
K2 脂肪酸の分解
K3 脂肪酸の合成
K4 トリアシルグリセロール
K5 コレステロール
K6 リボタンパク質
L 呼吸とエネルギー
L1 クエン酸回路
L2 電子伝達と酸化的リン酸化
L3 光合成
M 窒素代謝
M1 窒素固定と同化
M2 アミノ酸代謝
M3 尿素回路
M4 ヘムとクロロフィル
N 特殊な細胞活動
N1 筋肉
N2 繊毛と鞭毛
N3 神経
出版社からのメッセージ
本書は、2002年6月にシュプリンガー・ジャパン株式会社より出版された同名書籍を再出版したものです。