家族志向のプライマリ・ケア

家族志向のプライマリ・ケア

原書名 Family-Oriented Primary Care
著者名 松下 明 監訳
発行元 丸善出版
発行年月日 2012年01月
判型 B5 257×182
ページ数 454ページ
ISBN 978-4-621-06245-6
Cコード 3047
ジャンル 医学・薬学 >  臨床医学・内科系 >  総合診療医学・プライマリケア医学

内容紹介

本書は家庭医療学と行動科学の専門家によって書かれた家族アプローチ法のマニュアルであり、原著は家族志向のケアに関する世界のバイブル的存在。日常診療において避けてとおることのできない患者家族との関わりについて、どのようにすれば有効な患者ケアにつながるかを論理的に解説する。具体的な症例をあげることにより、家族療法を専門としない医師にとっても有効な家族アプローチ法を示している。プライマリ・ケア医はもちろん、家族との対応に携わるすべての医療従事者に必須。

目次

第1章 家族指向のプライマリ・ケアにおける基本原則
第2章 家族は病気にどのように影響するか:研究結果から知る家族の健康に対する影響
第3章 家族システムの概念:プライマリ・ケアにおいて家族を評価するツール
第4章 個人の患者に対する家族志向のアプローチ
第5章 日常診療への家族の参加
第6章 パートナーシップを築く:治療同盟と変容のためのモチベーションを促進する
第7章 プライマリ・ケアにおける家族面談技法:日常診療で家族に会うことから包括的家族カンファレンスまで
第8章 相互関係が難しい時
第9章 プライマリ・ケアでカップルとかかわる:1+1は2より大きい
第10章 家族の誕生:家族志向型の妊娠ケア
第11章 親を支援する:家族志向の子供のヘルスケア
第12章 両親が行き詰まった時:子供の行動問題に対する援助
第13章 思春期の家族志向型ケア
第14章 緊張のサインを読み取る:プライマリ・ケアのカップルカウンセリング
第15章 喪失を予期する:高齢者と介護家族のヘルスケア
第16章 死と向き合うこと:ターミナルケアと悲嘆のプロセスへの援助
第17章 遺伝子スクリーニング、検査、そして家族
第18章 慢性疾患への挑戦:向き合っていく家族と家族への援助
第19章 心と身体の分離をまとめる:身体化の固定への生物心理社会的アプローチ
第20章 資源の活用:プライマリ・ケアにおけるうつ病の評価と治療
第21章 飲酒や薬物が問題の一部分である時:薬物使用・薬物乱用の発見と管理に対する家族アプローチ
第22章 家族を守る:家庭内暴力とプライマリ・ケア医
第23章 現実社会における家族志向のプライマリ・ケア:包括的ケアの実践で考慮すべき事柄
第24章 急性期病院治療:家族を通じて
第25章 共同して働く:家族志向のメンタルヘルス専門家との連携・紹介
第26章 個人と職業人との境界をコントロールする:臨床家自身の経験をいかにして患者ケアに役立てるか

出版社からのメッセージ

本書は、2006年6月にシュプリンガー・ジャパン株式会社より出版された同名書籍を再出版したものです。

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本書は、少部数印刷にて重版が可能です。
在庫僅少の場合でもご注文いただけますので、お問い合わせください。
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定価:8,250円
(本体7,500円+税10%)
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