インタラクティブ情報検索システムの評価

インタラクティブ情報検索システムの評価

ユーザの視点を取り入れる手法
原書名 Methods for Evaluating Interactive Information Retrieval Systems with Users
著者名 上保 秀夫 訳者代表
神門 典子 訳者代表
阿部 明典
加藤 恒昭
発行元 丸善出版
発行年月日 2013年04月
判型 A5 210×148
ページ数 256ページ
ISBN 978-4-621-08662-9
Cコード 3055
NDCコード 548
ジャンル 電気・電子・情報工学 >  情報・コンピュータ >  情報・webデザイン

内容紹介

インタラクティブ情報検索(IIR)とはユーザとシステムの間でどのようなインタラクションが行われているのかについて着目した情報検索の考え方。「システムは適合文書を検索できるか」という従来の情報検索(IR)システムの観点ではなく「人々はこのシステムを使って適合文書を見つけられるか」という観点で評価する。情報化社会の進展に伴いIIRシステムへの社会的要請はますます高まってきているが、ユーザとシステムの間のインタラクションは様々な要素に影響され、容易に研究・開発・実装が進むものではない。そこで本書は実験参加者を使った研究とその評価に関して、確固たる情報にもとづいて実施できるようその基礎となるトピックスを体系的に収録。研究の方法論の紹介に始まり、実験計画法、データ収集法などの研究調査に関する手法から評価指標、データ解析、データの妥当性と信頼性、研究倫理といった研究評価の考え方までを丁寧に解説する。

目次

1 序章
 1.1 目的と範囲
 1.2 情報源と推薦する文献
 1.3 本書の構成
2 インタラクティブ情報検索とは何か?
3 背景
 3.1 情報検索における認知的観点
 3.2 TREC
4 方法論
 4.1 探索的研究,記述的研究,説明的研究
 4.2 評価と実験
 4.3 実験室研究と自然主義的研究
 4.4 長期的研究
 4.5 事例研究
 4.6 WOZ法と模擬
5 研究の原則
 5.1 問題と課題
 5.2 理論
 5.3 仮説
 5.4 変数と測定法
 5.5 測定において考慮すべきこと
 5.6 尺度水準
6 実験計画法
 6.1 伝統的な計画とIIRにおける計画
 6.2 要因計画
 6.3 実験参加者間計画と実験参加者内計画
 6.4 試行順序の回転と平衡化
 6.5 無作為化と実験参加者による選択
 6.6 実験様式
 6.7 実験手順
 6.8 チュートリアル 
 6.9 時間調整と疲労
 6.10 予備実験
7 標本抽出法
 7.1 確率的標本抽出法
 7.2 非確率的標本抽出法
 7.3 実験参加者の募集
 7.4 ユーザ,被験者,実験参加者,判定者
8 テストコレクション
 8.1 文書,トピック,課題
 8.2 情報ニーズ―課題とトピック
9 データ収集法
 9.1 発話思考法
 9.2 刺激回想法
 9.3 自発的自己報告と誘発的自己報告
 9.4 観察
 9.5 ログの取得
 9.6 アンケート
 9.7 インタビュー法
 9.8 成果物を用いた評価
10 指標
 10.1 コンテクスト
 10.2 インタラクション
 10.3 パフォーマンス
 10.4 実験参加者からの評価的フィードバック
11 データ解析
 11.1 定性的データ解析
 11.2 定量的データ解析
12 妥当性と信頼性
13 人間を対象とした研究の倫理
 13.1 人間の対象者とは誰か?
 13.2 倫理審査委員会
 13.3 倫理的な原則の指導
 13.4 IIR研究者特有の問題
14 残された課題と研究の将来動向
 14.1 他の種類のシステム
 14.2 テストコレクション
 14.3 指標
15 結論

定価:本体4,800円+税
在庫:在庫あり