銀河と宇宙
原書名 | Galaxies A Very Short Introduction |
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著者名 | 岡村 定矩 訳 |
発行元 | 丸善出版 |
発行年月日 | 2013年07月 |
判型 | 新書 174×112 |
ページ数 | 178ページ |
ISBN | 978-4-621-08688-9 |
Cコード | 0344 |
NDCコード | 443 |
ジャンル | 科学一般 > シリーズ科学一般 > サイエンス・パレット 天文・地学 > 天文一般 新書 > サイエンス・パレット |
シリーズ紹介
学問は絵の具、心はキャンバス。 思い思いの色を混ぜ合わせ、自身のキャンバスを豊かな教養で彩ってみませんか? サイエンス分野の教養を1冊にまとめ、あなたの「知りたい」に応えます。
内容紹介
我々人類はその好奇心によって、138億年の宇宙の歴史を読みほどき、自らの起源が宇宙にあることを知り、宇宙の未来について考えを巡らせるまでに進化した。私たちの住む地球は太陽系の一員、太陽系は銀河系(=天の川銀河)の一員である。銀河系の外には無数の銀河があり、その中にも莫大な数の恒星がある。それらの周りを回る惑星上には知的生命体がいるかもしれない。私たちのような知的生命体を生む舞台は銀河であり、銀河の誕生と進化はまさに人類の起源につながっている。本書の内容は銀河天文学(銀河の構造、分類、形成過程、ブラックホールなど)だけにとどまらない。銀河の正体と宇宙の大きさに関する論争の歴史からはじまり、宇宙の運命として考えられている3つのシナリオにいたるまで、ドラマチックにストーリーが展開される。銀河と宇宙の歴史から最先端までをこれほどコンパクトに読める書籍はほかになく、多くの人に読んで欲しい一冊。
目次
1 大論争
宇宙の大きさと渦巻き星雲を巡る大論争/銀河系が宇宙のすべて?/セファイドの周期―光度関係の発見/シャプレーの宇宙像/カーチスの宇宙像/決着しなかった論争
2 宇宙への距離指標
ハッブル登場/銀河の形態分類/偶然の大発見が明らかにした渦巻き星雲の正体/ハッブル流の距離の測り方/赤方偏移と距離の関係
3 我々の島宇宙:銀河系
正体不明のダークマター/銀河系における太陽の位置/星の生まれる場所:渦巻腕/星が生まれるプロセス/ブラックホール/銀河系中心のブラックホール/銀河系のでき方
4 エピソード:銀河系は平凡な銀河
銀河系は平凡原理の例外?/銀河の直径比較による平凡原理の実証
5 膨張する宇宙
アインシュタインの一般相対性理論/アインシュタインの「人生最大の失敗」/中心のない宇宙膨張/宇宙の年齢を知る鍵:ハッブル定数/ハッブル宇宙望遠鏡のキープロジェクト/ふたたび平凡原理の実証/宇宙定数の復活/宇宙をみたすダークエネルギー
6 物質の世界
私たちを構成する「バリオン」/宇宙にあるバリオンの量/謎の素粒子:冷たいダークマター/バリオン分布の「化石」/宇宙の調和モデル/さまざまな銀河の構造/スターバースト銀座/銀河中心核にあるブラックホール/遠くを見る
7 銀河の誕生
8 銀河の最期
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▼ 補足資料
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