周期表

周期表

いまも進化中
原書名 The Periodic Table -A Very Short Introduction
著者名 渡辺 正
発行元 丸善出版
発行年月日 2013年05月
判型 新書 174×112
ページ数 160ページ
ISBN 978-4-621-08669-8
Cコード 0343
NDCコード 431
ジャンル 科学一般 >  シリーズ科学一般 >  サイエンス・パレット
化学・化学工学 >  化学一般・基礎化学 >  化学読み物
新書 >  サイエンス・パレット

シリーズ紹介

学問は絵の具、心はキャンバス。 思い思いの色を混ぜ合わせ、自身のキャンバスを豊かな教養で彩ってみませんか? サイエンス分野の教養を1冊にまとめ、あなたの「知りたい」に応えます。

内容紹介

中学校『理科』から専門書まで化学の本がほぼ例外なく載せている周期表は、完成版と見えるが、人工元素の増加は除いても完成版と思うのは早い。ラヴォアジエの33元素表(1787年)も原子量の順に元素を並べたメンデレーエフの周期表(1869年)も、誕生当時はおそらく完成版と考えられていた。元素を並べる指標が原子番号だとわかったのはわずか100年前で、水素〜ウランの92元素がそろったのは1945年。 本書はいままでの経た進化の跡をていねいにたどり、まず周期表の魅力と威力を浮き彫りにする。また、過去だけでなく「今後の進化」も見据えている。1000種に近い周期表が提案され、いまも提案され続けるからには、今後も変わるとみるのが自然かもしれない。ものごとを前に進める動力は常識や定説を疑う心である。定説を鵜呑みにしない人たちが、元素の分類を、そして周期表を進化させてきたといえるであろう。

目次

1 元素
2 周期表あらまし
3 夜明け前―原子量・三つ組み・プラウト
4 見えてきた周期表ーー1860年代
5 メンデレーエフーーロシアの鬼才
6 重さから個数へーー物理学の洗礼
7 電子の住み分けーー20世紀初めの物理と化学
8 量子力学と周期表ーー卵?ニワトリ?
9 元素変換ーー現代の錬金術
10 究極の周期表?

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定価:1,100円
(本体1,000円+税10%)
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