油脂・脂質・界面活性剤データブック

油脂・脂質・界面活性剤データブック

著者名 日本油化学会
発行元 丸善出版
発行年月日 2012年12月
判型 B5 257×182
ページ数 700ページ
ISBN 978-4-621-08611-7
Cコード 3058
NDCコード 576
ジャンル 化学・化学工学 >  化学_事典・便覧・ハンドブック

内容紹介

油化学が包括する食品、せっけん、洗剤、化粧品、医薬品、工業用品、さらに代替エネルギーとしてのバイオ燃料などのバイオ関連技術、ものづくりに必要なナノテクノロジー、製品製造に不可欠な安全性データ・法規制データなどの多岐にわたる分野の油化学分野ならではの基礎データから、現場に役に立つ最新データまでをまとめたデータブック。

目次

I編 油脂・脂質
 1章 脂質の名称と構造
  1・1 脂質の定義・分類と命名法
  1・2 単純脂質
  1・3 複合脂質
 2章 油脂・脂質の種類と特徴
  2・1 油脂・脂質
  2・2 主要油脂のトリアシルグリセロール
  2・3 主要油脂・脂質の脂肪酸組成
  2・4 リン脂質組成および含有量
  2・5 主要コレステロール
  2・6 脂溶性ビタミン類
  2・7 その他
  2・8 油脂の栄養価
 3章 脂質の基本物性
  3・1 分子量・融点・沸点・屈折率
  3・2 状態物性
  3・3 熱物性
  3・4 相平衡
  3・5 電気物性
  3・6 結晶 
 4章 機器分析
  4・1 クロマトグラフィー
  4・2 紫外・可視分光法
  4・3 赤外分光法
  4・4 マススペクトル(MS)
  4・5 核磁気共鳴スペクトル
  4・6 X線解析
  4・7 単位
 5章 油脂・脂質の劣化生成物
  5・1 酸化劣化
  5・2 劣化防止
 6章 油脂・脂質の機能と代謝異常
  6・1 生理機能
  6・2 代謝異常
 7章 食用油脂・脂質の乳化技術とナノテクノロジー
  7・1 エマルション
  7・2 マイクロスフィアとナノスフィア
  7・3 ミセル,マイクロエマルション
  7・4 リポソーム
II編 界面活性剤
 1章 表面張力
  1・1 種々の物質の表面張力
  1・2 表面張力に影響を及ぼす因子
 2章 界面張力
  2・1 水と有機液体の界面張力
  2・2 界面張力に影響を及ぼす因子
 3章 ミセル
  3・1 cmc(臨界ミセル濃度)
  3・2 ミセル量
 4章 相図・相挙動・液晶
  4・1 相挙動
  4・2 液晶および液晶分散系
 5章 吸着
  5・1 液面(気/液界面,液/液界面)への界面活性剤の吸着量
  5・2 固体表面(固/液界面)への界面活性剤の吸着量
  5・3 繊維表面への吸着量
  5・4 皮膚・毛髪などへの吸着量
  5・5 層状化合物への吸着量
 6章 ゼータ電位
  6・1 界面活性剤水溶液
  6・2 非水系界面活性剤溶液
 7章 クラフト点(水‐界面活性剤2成分系の挙動・溶液物性)
  7・1 アニオン界面活性剤
  7・2 カチオン界面活性剤
  7・3 両性界面活性剤
  7・4 非イオン界面活性剤
  7・5 ジェミニ型界面活性剤
  7・6 界面活性剤混合系
 8章 曇り点
  8・1 非イオン界面活性剤
  8・2 曇り点に影響を及ぼす原因
  8・3 界面活性剤混合系
 9章 接触角
  9・1 純物質表面
  9・2 ガラス表面
  9・3 シリコンウェハー表面
  9・4 有機エレクトロニクスにおける接触角
  9・5 微生物表面
  9・6 超撥水・超撥油表面
  9・7 純物質の水面上での拡張係数
  9・8 各種界面活性剤水溶液の油面上の拡張係数
  9・9 各種界面活性剤水溶液の動的接触角
 10章 浸透力
  10・1 アニオン界面活性剤
  10・2 非イオン界面活性剤
  10・3 エステル誘導体
  10・4 その他
 11章 可溶化
  11・1 可溶化限界量
  11・2 可溶化力
  11・3 可溶化位置
  11・4 可溶化に影響を及ぼす因子
  11・5 界面活性剤混合系における可溶化
  11・6 非水溶媒中での可溶化
 12章 乳化
  12・1 エマルションの調製
  12・2 乳化剤
  12・3 エマルションの基本物性
 13章 HLBとPIT
  13・1 HLB温度(PIT)とEACN
  13・2 界面活性剤混合系におけるHLB温度(PIT)
 14章 分散力
  14・1 顔料の性質
  14・2 溶剤系の分散
  14・3 水系の分散
  14・4 高分子分散剤の組成と分散性の関係
 15章 起泡と消泡
  15・1 はじめに
  15・2 起泡
  15・3 消泡
 16章 洗浄力
  16・1 アニオン界面活性剤
  16・2 非イオン界面活性剤
  16・3 界面活性剤混合系
  16・4 両性界面活性剤
  16・5 特殊界面活性剤(バイオサーファクタント)
 17章 界面活性剤のエコロジー
  17・1 界面活性剤の生分解性
  17・2 水生生物に対する安全性
  17・3 人体に対する安全性
  17・4 界面活性剤と法規対応
 18章 界面活性剤の応用
  18・1 医薬品
  18・2 化粧品
  18・3 石油および石炭工業
  18・4 塗料および顔料工業
  18・5 殺菌剤および殺菌洗浄剤
  18・6 有機合成反応への応用:新しい反応場
III編 関連技術および安全性・法規制データ
 1章 バイオテクノロジー
  1・1 単純脂質類の生産
  1・2 複合脂質
  1・3 脂質関連物質の生産
  1・4 高分子の生産
  1・5 界面活性剤(バイオサーファクタント)の生産
 2章 バイオ燃料
  2・1 総論
  2・2 バイオディーゼル燃料
  2・3 バイオアルコール
 3章 ナノテクノロジー
  3・1 無機粒子の分散技術
  3・2 界面活性粒子
  3・3 ナノ粒子の健康影響とその防御に向けて
  3・4 フラーレンから構成されるナノ粒子
  3・5 高分子粒子の活かし方を考える
  3・6 バイオナノ粒子
  3・7 ドラックデリバリーシステム(DDS)
  3・8 ブロック共重合体が形成する高分子ミセル
  3・9 金属ナノ粒子の分散
  3・10 表面単分子膜
  3・11 機能物質集積薄膜
  3・12 機能性ペプチド
 4章 安全性・法規制データ
  4・1 はじめに
  4・2 香粧品に使用される油性原料・界面活性剤の安全性
  4・3 医薬品に使用される油脂・界面活性剤の安全性
  4・4 皮膚科臨床からみた安全性
 5章 規格
  5・1 日本農林規格
  5・2 コーデックス規格
  5・3 日本薬局方規格
  5・4 食品添加物規格
  5・5 医薬部外品原料規格

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