内容紹介
ブルバキとは、1930年代にフランスの若い数学者達によって結成された数学者集団のペンネームである。後に20世紀最大の数学者の一人となるA.ヴェイユを中心に組織され、『数学原論』を出版して世に衝撃を与え、数学界ではブルバキ流精神が一世を風靡した。そのメンバーのほとんどはフランスの超エリート校ENSの出身者で、悪戯好きで小粋な冗談を愛し、そしてブルバキを秘密のベールに包んでしまうことを好んだ。本書は、この伝説の数学者集団ブルバキを貴重な写真資料とともに活写した、痛快きわまる前代未聞の青春グラフィティー。
目次
1 グループがつくられる
2 名前にまつわる伝説
3 若者と大御所
4 『数学原論』
5 公理的方法と構造を目指して
6 ブルバキの断片:フィルター
7 セミネール・ブルバキ
8 繊細にして謹厳な学生達
9 『人間精神の名誉のために』?
10 学校教育での「現代数学」
11 不死の数学者?
出版社からのメッセージ
本書は、2002年12月にシュプリンガー・ジャパン株式会社より出版された同名書籍を再出版したものです。
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