移植のための臓器摘出と保存

移植のための臓器摘出と保存

著者名 浅野 武秀 監修
福嶌 教偉
剣持 敬
絵野沢 伸
発行元 丸善出版
発行年月日 2012年03月
判型 A4変
ページ数 320ページ
ISBN 978-4-621-06494-8
Cコード 3047
ジャンル 医学・薬学 >  臨床医学・外科系 >  心臓血管外科学

内容紹介

わが国の移植医療は行われて久しいが、そのひろがりは遅々としており、移植医療の恩恵をうけられない状況が長く続いていた。2010年の改正臓器移植法の施行を受け、心、肺、肝、膵など多くの臓器の提供がなされるようになったとはいえ、これまでに臓器提供の機会に接することができたのは限られた外科医であり、広く知識を共有するために臓器提供の実際について記載した書籍が待たれていた。 本書は、それに応えるべく移植のための臓器提供について網羅する大書。遅々としていたとはいえわが国の臓器移植の歴史は長く、臓器提供に関する広範な知識と技量の蓄積は多い。また長く脳死提供が認められていなかったこともあり、マージナルドナーからの臓器提供の経験を積み重ねており、それらに関する基礎研究も多く行われてきた。これら実際を知る経験豊富な外科医と、基礎研究者らを執筆者として迎え刊行。

目次

PartⅠ 臓器摘出と保存における基礎知識
 Ⅰ.1 臓器摘出・保存のバイオロジー
 Ⅰ.2 臓器保存液の基礎
 Ⅰ.3 再灌流障害と防止法
 Ⅰ.4 各臓器・組織の保存方法の相違
 Ⅰ.5 虚血再灌流障害の予防法の実際―心臓を例として―
PartⅡ 臓器提供の実際
 Ⅱ.1 礼位
 Ⅱ.2 脳死下臓器提供の流れ
 Ⅱ.3 心停止下臓器提供の流れ 
 Ⅱ.4 脳死下臓器提供におけるドナー評価
 Ⅱ.5 脳死ドナーの管理
 Ⅱ.6 臓器提出前ミーティング
 Ⅱ.7 ドナー臓器提出の呼吸循環管理
 Ⅱ.8 多臓器摘出の実際
 Ⅱ.9 脾臓とリンパ節の採取
PartⅢ 臓器摘出と保存
 Ⅲ.1‐1 脳死ドナーからの臓器摘出と保存:心臓
 Ⅲ.1‐2 脳死ドナーからの臓器摘出と保存:心肺同時
 Ⅲ.1‐3 脳死ドナーからの臓器摘出と保損:肺 
 Ⅲ.1‐4 脳死ドナーからの臓器摘出と保存:肝臓
 Ⅲ.1‐5 脳死ドナーからの臓器摘出と保存:膵臓
 Ⅲ.1‐6 脳死ドナーからの臓器摘出と保存:腎臓
 Ⅲ.1‐7 脳死ドナーからの臓器摘出と保存:小腸
 Ⅲ.2‐1 心停止ドナーからの臓器摘出と保存:腎臓
 Ⅲ.2‐2 心停止ドナーからの臓器摘出と保存:膵臓同時
 Ⅲ.2‐3 心停止ドナーからの臓器摘出と保存:心臓(多臓器)
 Ⅲ.2‐4 心停止ドナーからの臓器摘出と保存:肺
 Ⅲ.2‐5 心停止ドナーからの臓器摘出と保存:肝臓
 Ⅲ.3‐1 生体ドナーからの臓器提出と保存:腎臓
 Ⅲ.3‐2 生体ドナーからの臓器提出と保存:肝臓
 Ⅲ.3‐3 生体ドナーからの臓器提出と保存:肺葉
 Ⅲ.3‐4 生体ドナーからの臓器提出と保存:膵臓
 Ⅲ.3‐5 生体ドナーからの臓器提出と保存:小腸
 Ⅲ.4‐1 灌流保存:腎臓(持続灌流保存)
 Ⅲ.4‐2 灌流保存:心肺
PartⅣ 組織移植における摘出と保存
 Ⅳ.1‐1 角膜(摘出)
 Ⅳ.1‐2角膜(保存・シェアリング)
 Ⅳ.2 心臓弁・血管・気管
 Ⅳ.3 皮膚
 Ⅳ.4 骨
 Ⅳ.5 膵島
PartⅤ 今後の臓器保存
 Ⅴ.1 遺伝子導入法の心保存への応用
 Ⅴ.2 全身灌流法
 Ⅴ.3 肝臓の持続灌流保存

定価:本体27,000円+税
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