
内容紹介
本書は,著者ナイアがコロンビア大学とニューヨーク市立大学で行った場の量子論の講義をもとに書き下ろした教科書(原著は2004年刊行)。場の量子論のごく入門的な部分から解きほぐし、さまざまなトピックスを現代的な視点から系統的に概観することを目指した教科書。この発展編では、場の量子論のトポロジカルな側面に重点が置かれている。特にアノマリーについては2章を割き、丁寧に解説。他の章では、ゲージ場の配位空間、有限温度の場の量子論、ゲージ理論の非摂動的な取り扱い方などのテーマについて踏み込んだ解説。また、これらの理解に不可欠な数学についても、初学者が分かるように十分に説明。
目次
第13章 量子異常I
第14章 微分幾何学入門
第15章 経路積分
第16章 ゲージ理論 ―― その配位空間
第17章 量子異常II
第18章 有限温度と有限密度
第19章 ゲージ理論 ―― 非摂動的なアプローチ
第20章 幾何学的量子化入門
訳者あとがき
索引
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