第6版 電気化学便覧

第6版 電気化学便覧

著者名 電気化学会
発行元 丸善出版
発行年月日 2013年01月
判型 B5 257×182
ページ数 854ページ
ISBN 978-4-621-08413-7
Cコード 3054
NDCコード 431
ジャンル 化学・化学工学 >  化学_事典・便覧・ハンドブック
化学・化学工学 >  物理化学 >  電気化学・磁気化学

内容紹介

電気化学とは電子の関与する化学と考えることができ、その取り扱っている範囲は生体内での反応から電気エネルギーと化学エネルギーの直接相互変換まで広いものとなっている。学問的には理学、工学の広い分野に関係しており、電子と物質が関与している現象と深い関わりがある。東日本大震災の後、電気化学の重要性は大きく増大しています。 13年ぶりの改訂である第6版では、電池をはじめとして、電気化学の分野での大きな技術発展を受けて、基礎と応用のバランスを考慮。信頼性の高い基礎データを強化するとともに、最新の状況に対応できるよう必要な項目が収載されている。

目次

基礎編
 1章 電気化学概論
  1.1 電気化学の基礎
  1.2 電気化学の応用
 2章 単位・物性値
  2.1 単位と基礎物理量
  2.2 原子・分子の基本的性質
  2.3 主要物質の基本的性質
  2.4 化学平衡状態図
  2.5 電気化学の電極系における拡散概念について
 3章 電解質
  3.1 電解質溶液
  3.2 電解質水溶液
  3.3 電解質非水溶液
 4章 電気化学理論
  4.1 電気化学系
  4.2 電気二重層
  4.3 電気化学平衡
  4.4 電極反応の速度
  4.5 吸着 
 5章 測定法
  5.1 基本操作
  5.2 サイクリックボルタンメトリー
  5.3 ポーラログラフィー
  5.4 パルス法およびステップ法
  5.5 対流ボルタンメトリー
  5.6 微小電極法
  5.7 電気化学分析
  5.8 交流インピーダンス法
  5.9 分光法
  5.10 水晶振動子測定法
  5.11 ケルビン法
  5.12 エリプソメトリー
  5.13 電気化学走査トンネル顕微鏡
  5.14 熱分析
  5.15 ノズル対策
 6章 溶融塩・イオン液体
  6.1 溶融塩・イオン液体の物性
  6.2 溶融塩・イオン液体の電気化学
  6.3 溶融塩・イオン液体の利用法
 7章 固体イオニクス
  7.1 固体イオニクスとは
  7.2 固体イオニクス材料の種類と分類,基本的性質
  7.3 固体内のイオン・電子輸送現象
  7.4 固体イオニクス材料の評価法
  7.5 イオン伝導率,輸率,温度係数
  7.6 固体電解質系の電極反応論
  7.7 電極反応測定法
  7.8 固体イオニクスの関連する現象
  7.9 ナノイオニクス現象
 8章 電気化学材料
  8.1 電解用材料
  8.2 二次電池用材料
  8.3 燃料電池用材料
  8.4 電気化学膜プロセス
 9章 有機電気化学
  9.1 総論
  9.2 有機電極反応論
  9.3 有機電解法
  9.4 新しい有機電解システム
  9.5 有機化合物の酸化還元電位
 10章 光電気化学
  10.1 光電気化学の歩み
  10.2 半導体電極
  10.3 半導体光触媒
  10.4 色素増感
  10.5 電気化学発光
 11章 生命科学と電気化学
  11.1 生命科学と電気化学
  11.2 タンパク質の電気化学
  11.3 生体膜の電気化学
  11.4 細胞と電気化学
  11.5 細胞の操作と制御
  11.6 バイオセンシングとバイオイメージング
  11.7 生物電気化学の将来展望
応用編
 12章 工業電解
  12.1 電解プロセス概論
  12.2 水電解
  12.3 食塩電解
  12.4 金属の電解精製・電解採取
  12.5 電解無機合成
  12.6 有機電解合成
  12.7 電気透析
 13章 腐食・防食
  13.1 腐食の基礎
  13.2 腐食の評価・試験法
  13.3 防食法
  13.4 防食の実例
 14章 表面処理
  14.1 総論
  14.2 電気めっき
  14.3 無電解めっき
  14.4 アノード酸化
  14.5 電解研磨と電解加工
  14.6 その他の湿式表面処理
  14.7 乾式法による表面処理
 15章 電池
  15.1 電池の形式と分類
  15.2 一次電池
  15.3 二次電池
  15.4 リチウムイオン二次電池
 16章 燃料電池
  16.1 燃料電池の形式と分類
  16.2 燃料電池の熱力学とエネルギー変換
  16.3 各種燃料電池のシステムと材料
 17章 キャパシタ
  17.1 キャパシタ概論
  17.2 各種キャパシタの構造と性能および用途
 18章 センサ
  18.1 総論
  18.2 ガスセンサ
  18.3 イオンセンサ
  18.4 バイオセンサ
 19章 電子・情報材料
  19.1 シリコンと半導体デバイス
  19.2 化合物半導体と光デバイス
  19.3 メモリー・記録材料
  19.4 電子部品材料
  19.5 マイクロファブリケーション
 20章 環境・エネルギーへの応用
  20.1 エネルギー総論
  20.2 エネルギー論
  20.3 環境と電気化学

出版社からのメッセージ

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