内容紹介
発熱は頻度が高く、それだけにとらえどころがなく非特異的な症候。本書では、「発熱+特定の症候」ごとに一次医療機関の外来で可能な発熱診療を取り上げる。大多数のありふれた症例の中から有用な情報や所見を整理して鑑別診断を挙げる手順を示す。特に、重症症例や緊急性のある症例を短時間で的確に見つけだす方法も記述する。感染症診療の総論として「診療の原則」「抗菌薬療法」「培養・検査」も掲載し、各論の内容を補完している。
目次
1章 発熱診療 総論
成人の発熱に関する診療を中心に
2章 発熱診療 各論
1 発熱と頭痛
2 発熱と咽頭痛
3 発熱とリンパ節腫脹
4 発熱と呼吸器症状(咳嗽、呼吸困難)
5 発熱と下痢
6 発熱と泌尿器症状(排尿時痛、STDなど)
7 発熱と皮疹
8 発熱と耳痛(副鼻腔炎を含む)
9 発熱と関節痛
10 発熱と背部痛・腰痛
11 在宅診療、診療所での発熱診療
12 高齢者の発熱
13 小児の発熱
14 微熱
15 薬剤熱
16 膠原病を疑うとき
3章 感染症診療の原則
4章 外来で行う抗菌薬療法
5章 培養・検査について