快音のための騒音・振動制御

快音のための騒音・振動制御

著者名 加川 幸雄 編著
戸井 武司
安藤 英一
堤 一男
発行元 丸善出版
発行年月日 2012年07月
判型 A5 210×148
ページ数 208ページ
ISBN 978-4-621-08568-4
Cコード 3050
NDCコード 519
ジャンル 機械・金属・材料 >  機械工学一般

内容紹介

吸音材やダンピング材などを使用した受動的(パッシブ)な消音・制振対策や、ディジタル信号処理を用いた能動的(アクティブ)な騒音・振動制御、適切な付加音やリズムの改善など、「快音」を目指すための技術と理論を分かりやすくまとめた。 エレベータやヘッドホン、冷蔵庫、鉄道、建物、自動車、カメラ、コピー機など、さまざま分野で採用されている静音・快音のための騒音・振動制御技術を具体的に解説し、これらの技術の基礎となる音響・振動、ディジタル信号処理の基礎理論まで概説している。工学系大学2年生以上からメーカー技術者まで、これからの音環境を考えるすべての人に読んでほしい一冊。

目次

1章 音と人間とのかかわり 
 1.1 音とは
 1.2 騒音とは
2章 静かな音環境づくり――音響・振動能動制御技術
 2.1 音響・振動能動制御とは
 2.2 音響の能動制御
 2.3 振動の能動制御
 2.4 風力発電風車の騒音制御の提案
3章 快適な音環境づくり――快音化技術 
 3.1 快音化とは
 3.2 身近な快音設計
 3.3 シミュレーションの利用
4章 受動・能動制御技術の基礎
 4.1 波の干渉
 4.2 受動的制御――電気を使わない従来の方法
 4.3 類推と等価回路
 4.4 振動と音響の結合
5章 能動制御技術の展開 
 5.1 能動制御とその応用分野
 5.2 能動音響制御技術小史――アナログ時代
 5.3 能動消音・吸音器
 5.4 ダクト内の能動消音
 5.5 振動伝達制御
 5.6 片持ち梁の制振
6章 制御技術のためのディジタル信号処理
 6.1 ディジタル処理の有効性
 6.2 信号のディジタル化
 6.3 ディジタルフィルタ
 6.4 離散的計算処理
 6.5 適応制御

定価:3,300円
(本体3,000円+税10%)
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