Java/Webでできる大規模オープンシステム開発入門

Java/Webでできる大規模オープンシステム開発入門

全工程を学ぶ14回の体験レッスン
著者名 林 浩一
和泉 憲明
山根 基
丸山 大輔
岡田 隆志
発行元 丸善出版
発行年月日 2012年10月
判型 B5 257×182
ページ数 272ページ
ISBN 978-4-621-08601-8
Cコード 3055
NDCコード 548
ジャンル 電気・電子・情報工学 >  情報・コンピュータ >  言語・プログラミング
電気・電子・情報工学 >  情報・コンピュータ >  アルゴリズム/データ構造

内容紹介

本書「Java/Webでできる大規模オープンシステム開発入門」では、(1)開発現場で通用する、実践的でかつ陳腐化しにくい技術知識 (2)業務分析からシステムの実現・運用までのシステム開発全体の流れ (3)システム開発チームの一員として行う具体的作業イメージ の3つの知識を掲げ、学生や初心者をはじめとする多くのシステム開発関係者に提供することが目的。目的の実現のため、「開発の理論と実践のバランス」、「開発ライフサイクル全体をカバー」、「組織活動としてシステム開発を支えるという視点」という特徴も備え解説。 実際のシステム作成に必要な資料一式は、インターネット経由でダウンロードできるようになっており、授業や研修のコース設計に役立つ。

目次

Prologue はじめに
 ●現代を支える二つの社会基盤
 ●本書の目的と特徴
 ●本書の構成
Part1 システム開発の現在
 ●ビジネス革新の根幹を支えるシステムを開発する 
 Lesson1 業務システム開発 〜業務を支援するシステムの基本を理解する
  1.1 ビジネスを支える業務システム
  1.2 現代的システム開発技術の歴史
  1.3 本書でのシステム開発の進め方
  Column プロジェクト計画を立てる(プロジェクトマネージャーの視点)   
Part2 要件定義プロセス
 ●利用者の想いを漏れなく正確に捉え要件に反映する
 ●Part2のポイント
 Lesson2 業務フロー図の作成 〜業務の流れを可視化する
  2.1 業務要件定義の流れと視点
  2.2 業務フロー図 
  Column 業務要件の抜け漏れを予防する手段(ドメインエキスパートの視点)
 Lesson3 業務モデルと業務ルールの作成 〜業務で使われる情報を整理する
  3.1 概念モデル
  3.2 業務ルール
  Column 利用者と開発者の共通理解のベースを作る(ドメインエキスパートの視点)
  Column 業務ルールの洗い出しは体系的に進める(ドメインエキスパートの視点)
 Lesson4 新業務の検討 〜システムを活用した新しい業務を組み立てる
  4.1 業務課題の検討
  4.2 新業務の具体化
  4.3 システム化範囲の決定
  Column ユースケース記述はどのタイミングで作るべきか(プロジェクトマネージャーの視点)
 Lesson5 システム要件定義 〜どのようなシステムを構築したいのかを明確にする
  5.1 業務要件定義からシステム要件定義へ
  5.2 機能要件・非機能要件の整理
  5.3 アーキテクチャ方針の整理
  5.4 Webアプリケーション開発の基礎知識
  Column 運用保守要件,移行要件の検討は設計前に行う(チーフアーキテクトの視点)
  Column 非機能要件はシステムの費用を左右する(チーフアーキテクトの視点)
  Column システム化の費用を見積もる(プロジェクトマネージャーの視点)
Part3 設計プロセス
 ●ミッションクリティカルなシステムを設計する
 ●Part3のポイント
 Lesson6 アーキテクチャ設計(1) 〜システムとソフトウェアの構成を決める
  6.1 アーキテクチャ設計の位置づけ
  6.2 アーキテクチャの検討
  6.3 アーキテクチャの展開
 Lesson7 アーキテクチャ設計(2) 〜業務支援システムのアーキテクチャの具体例を見る
  7.1 サンプル事例のアーキテクチャ
  7.2 システム構成
  7.3 ソフトウェアアーキテクチャ
 Lesson8 ユースケース記述 〜利用者から見たシステムの動きを決める
  8.1 ユースケースに基づくシステム開発
  8.2 ユースケース記述の作製
  Column ユースケース記述も適材適所で使う(ドメインエキスパートの視点)
 Lesson9 データベースの理論設計 〜システムが扱うデータの構造を決める
  9.1 データベースの論理設計
  9.2 サンプル事例のデータベース論理設計  
 Lesson10 画面設計,帳票設計,バッチ設計 〜システムがどう動くのかを具体化する
  10.1 画面設計
  10.2 帳票設計
  10.3 バッチ設計
  Column 帳票設計やバッチ設計の落とし穴に気をつける(チーフアーキテクトの視点)
 Lesson11 詳細設計 〜機能単位で実装方法を検討する
  11.1 詳細設計作業の進め方
  11.2 機能開発作業の進め方
  11.3 詳細設計の検討
  11.4 データベースの物理設計
  Column 処理方式の選択がシステムの性能を左右する(チーフアーキテクトの視点)
  Column パフォーマンス・チューニングの方法あれこれ(チーフアーキテクトの視点)
Part4 開発プロセス
 ●設計されたシステムを確実に現実のものにする
 ●Part4のポイント
 Lesson12 実装・単体テスト 〜コードを実装し,動作を確認する
  12.1 開発環境の準備
  12.2 実装(1)オンライン処理
  12.3 実装(2)バッチ処理
  12.4 単体テスト
  Column 開発経験者がトレーサビリティの維持の要(チーフアーキテクトの視点)
 Lesson13 テスト,移行・リリース,運用保守 〜システムを完成させ,業務で使える状態にする
  13.1 テスト
  13.2 移行・リリース
  13.3 運用保守
  13.4 次のステップの始まり
  Column システム設計者の責任(チーフアーキテクトの視点)
Part5 システム開発の将来
 ●開発現場で活躍するキープレーヤーの仕事を知る 
 Lesson14 課題と展望 〜新しい時代のシステム開発の担い手を目指す
  14.1 大規模システム開発の体制
  14.2 システム開発が抱える課題
  14.3 新しいシステム開発の形
  Column システム開発プロジェクトのコスト感(プロジェクトマネージャーの視点)

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