回折光学素子の数値解析とその応用

回折光学素子の数値解析とその応用

著者名 小舘 香椎子 監修
神谷 武志 監修
発行元 丸善出版
発行年月日 2011年12月
判型 A5 210×148
ページ数 272ページ
ISBN 978-4-621-08471-7
Cコード 3055
NDCコード 549
ジャンル 物理学 >  光学
物理学 >  応用物理

内容紹介

基礎から設計、製作、応用にわたるDOEの体系的な知識を身につけることが可能なだけでなく、先端応用に携わる研究者にとっても多岐に渡る応用事例により新たなシーズへのヒントとなる内容。 第1章では本書の概要をスケッチするとともに回折光学の基礎となる概念を整理し、全体の導入部とする。第2章と第3章では幾何光学近似、スカラー波動光学近似、ベクトル電磁波光学の近似理論を取り上げ、対象デバイスに適した手法を明確にするとともに、それぞれの手法の適用例を具体的に解説。第4章では回折光学素子作成のための微細加工技術について概観し、また、数値計算法を用いたDOEの応用例として、全光スイッチングモジュール、顔画像認識装置、すばる望遠鏡用高分散分光素子や導波路型小型分光センサなどの具体的な装置の流れや試作デバイスの評価結果を紹介。

目次

1.序章
 1.1 はじめに
 1.2 回折から回折光学へ
 1.3 DOEの種類と数値計算法
2.近似理論に基づいたDOEの数値解析
 2.1 光線追跡法を用いたDOEの数値解析
 2.2 波動光学に基づいたDOEの数値計算
3.電磁波光学に基づいたDOEの数値解析
 3.1 電磁波解析の種類と特徴
 3.2 厳密結合波理論(RCWA)
 3.3 時間領域差分法(FDTD)
 3.4 ビーム伝播法(BPM)
4.DOEの製作・応用
 4.1 DOEの作成法
 4.2 光計測への応用
 4.3 情報通信分野への応用
 4.4 DOEの画像処理分野への応用
 4.5 DOEの応用と展開
付録
 A.数値解析パッケージソフトを用いたDOE解析例

定価:5,280円
(本体4,800円+税10%)
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