化学系に役立つ基礎物理

化学系に役立つ基礎物理

著者名 岸野 正剛
小林 光一
発行元 丸善出版
発行年月日 2011年12月
判型 A5 210×148
ページ数 190ページ
ISBN 978-4-621-08499-1
Cコード 3042
NDCコード 420
ジャンル 物理学 >  基礎物理学

内容紹介

化学系の学生に役立つ物理の教科書。 高校の物理でつまずいた経験のある学生、高校で物理を学ばずに大学の化学系学科に入学した学生にうってつけ。解説がやさしく丁寧なので理解でき、ついてゆくことができる。また、例題や演習問題は本文を読めば誰でも解けるように工夫してあり、物理嫌いを払拭する教科書。 量子力学の基礎の基礎を理解したいと思っているが、数学と抽象的概念が苦手な化学系学生にお奨め。 シュレーディンガー方程式の意味が本書で初めておぼろげながら理解できるなど、物理が「なーんだ」とわかるようになる。

目次

1 電子,原子,分子の物理と化学
 1.1 身近な物理現象と分子および原子
 1.2 原子の構造と原子の中での電子の配置
 1.3 分子
2 物質の構造の化学と物理
 2.1 物質の状態と原子の結合
 2.2 結晶の構造
 2.3 分子間の相互作用
 2.4 化学反応
3 力学の基礎物理
 3.1 運動の法則
 3.2 物体に働く力
 3.3 速度と加速度および位置(距離)
 3.4 等速直線運動と等加速度直線運動
 3.5 重力加速度を伴う運動
 3.6 円運動と単振動
 3.7 運動量と力積,および運動量の保存の法則
 3.8 角運動量と天体の運動および万有引力
 3.9 仕事とエネルギー
4 熱と熱エネルギー
 4.1 熱と温度
 4.2 熱と物質
 4.3 熱エネルギー
 4.4 熱力学の法則および断熱変化と気体の比熱
5 波と音,および光の物理
 5.1 波と波の性質
 5.2 音と音の現象
 5.3 光とその性質,および応用
6 流体とその性質
 6.1 流体とその特徴
 6.2 流体の力学的な性質
7 電気の基礎物理
 7.1 静電気と磁気,およびクーロンの法則
 7.2 電界と電位および相互の関係抵抗
 7.3 電気分解と電池
 7.4 電気回路と電子回路の違い
8 量子力学の基本概念と原子の物理
 8.1 量子力学の基本事項
 8.2 シュレーディンガー方程式の基本事項
 8.3 原子の物理
コラム
 3―1 三角関数の微分と積分
 3―2 重さ(重量)と質量の関係について
 3―3 ベクトルとベクトルの合成,分解,つり合い
 3―4 定積分の方法
 3―5 ベクトル積とスカラー積
 3―6 衛星の助けを借りて惑星の質量をはかる
 4-1 気体の運動エネルギーUの式U=(3/2)RTの説明
 5-1 三角関数の加法定理など
 8-1 行列式の計算方法
 8-2 運動量pの演算子P′と運動量の2乗p2の演算子P′2の求め方
 8-3 期待値の演算

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