内容紹介
仮説と実験の関係とはいかなるものか? 剽窃をしないためにはどうしたらいいか? 観察の理論負荷性とは何か?――今まであるようでなかった、そして教えてもらいたかったけどなかなか教えてもらうことができなかった「実験レポートの書き方」と「参考文献リストのつくり方」などに関するノウハウを網羅。CAMBRIDGE University Pressから刊行されている定番書の待望された翻訳.これで実験レポートは完璧に書ける。
目次
Part1 レポートの下書きをするーーレポートのフォーマット
1章 まずは書いてみよう
レポートの課題が出されたら
課題としての実験レポート
レポートの構成:IMRADのフォーマットで書く
下書きをする前にアウトラインをつくろう
細かいことは気にせずどんどん書いてみよう!
2章 イントロダクション
イントロダクションは何のためにあるのか
仮説
イントロダクションはどう書いたらいいだろうか
3章 材料と方法
材料と方法のセクション:簡易バージョン
材料と方法のセクション:フルバージョン
【コラム】「材料と方法」について書くのは難しい
4章 結果(その1):グラフと表
表で書くべきか,グラフで描くべきか,それとも文章で書くべきか
いいグラフを描くために
【コラム】消えた緩衝領域
表
5章 結果(その2):文章を書く
6章 実験結果を評価するーー考察を書く前に
グラフの特性についてさらに考える
エラーの原因
実験誤差/サンプリング誤差/測定誤差/記録ミス・写し間違い/計算誤差/実験方法の変更
7章 考察
8章 要旨
Part2 レポートを完成させるーーレポートのスタイル
9章 下書きを書き直す
下書きを隅から隅まで読み返す
内容のチェック
結果と考察
スタイルの調整
【コラム】シャーロック・ホームズ:仮説を立てる天才
うまい文章を書くためのDayの10ヶ条
10章 先行研究の引用と参考文献リスト
先行研究の引用する際に気をつけるべきこと
参考文献リストをつくるためには,なにをどうしたらよいだろうか
参考文献リストのフォーマット
〔付録〕論文・実験レポートの添削例