Marc有限要素法解析入門
例題で学ぶ

Marc有限要素法解析入門

著者名 坂根 政男
発行元 丸善出版
発行年月日 2011年03月
判型 A5 210×148
ページ数 238ページ
ISBN 978-4-621-08362-8
Cコード 3053
NDCコード 501
ジャンル 機械・金属・材料

内容紹介

Marcは機械工学系・機械システム系の学生や技術者が、弾塑性やクリープ解析、接触解析等構造解析の際に用いる代表的な汎用有限要素法プログラムとして世界中で広く用いられている。しかし、学生や研究者・技術者がこのMarcを習得しようとする際に、適当な日本語の導入書がなく、体系的に学ぶための手段がないのが現状だった。本書は、有限要素法に馴染みのない読者にも理解できるように、具体的な例を取り上げ、実際のプログラムに基づいて書かれたMarcの入門解説書で、これまでMarcをまったく利用していなかった研究者、技術者でも、本書に沿って実習を行うことで、有限要素分割から一通りの解析ができるように書かれている。弾塑性やクリープ解析を行う際に必要な基礎的な事項についてもわかりやすく記述されており、これらの解析について系統立てて学習したい場合の弾塑性力学や非弾性解析法の専門書としても活用することができる。

目次

第1章 MarcおよびMentatについて
 1.1 解析作業の流れ
 1.2 Marc
 1.3 Mentat
 1.4 関連ファイル
 1.5 マニュアル
第2章 中央切欠き円孔を有する平板の弾性応力解析――平面応力弾性解析
 2.1 解析モデルと解析の流れ
 2.2 要素分割
 2.3 解析条件の設定
 2.4 解析計算の実行と後処理
 2.5 解析結果の精度について
第3章 環状切欠き材の弾性応力解析――軸対称弾性解析
 3.1 解析モデル
 3.2 要素分割
 3.3 解析条件の設定
 3.4 解析計算の実行と後処理
第4章 円孔を有する丸軸の引張解析――3次元弾性解析
 4.1 解析モデル
 4.2 要素分割
 4.3 解析条件の設定
 4.4 解析計算の実行と後処理
第5章 片持ばりのたわみ解析――はり要素による弾性解析
 5.1 解析モデル
 5.2 要素分割
 5.3 解析条件の設定
 5.4 解析計算の実行と後処理
第6章 環状切欠き材の弾塑性応力解析――軸対称弾塑性解析
 6.1 解析モデル
 6.2 要素分割
 6.3 単調引張解析
 6.4 解析計算の実行と後処理
 6.5 繰返し解析
 6.6 弾塑性解析における硬化則
第7章 曲がり管の内圧クリープ――3次元クリープ解析
 7.1 解析モデル
 7.2 要素分割
 7.3 解析条件の設定
 7.4 解析計算の実行と後処理
 7.5 クリープ解析におけるクリープ構成式
第8章 剛体パンチと弾性体の接触解析――軸対称弾性接触解析
 8.1 解析モデル
 8.2 要素分割
 8.3 解析条件の設定
 8.4 解析計算の実行と後処理
第9章 円板の熱応力解析――熱伝導・構造連成解析
 9.1 解析モデル
 9.2 要素分割
 9.3 解析条件の設定
 9.4 解析計算の実行と後処理
第10章 CADを用いたモデルの作成
 10.1 解析モデル
 10.2 要素分割
 10.3 解析条件の設定
 10.4 解析計算の実行と後処理

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