AAP 小児救急

AAP 小児救急

原書名 Challenging Cases in Pediatric Emergency Medicine
著者名 箕輪 良行 監訳
境野 高資 監訳
発行元 丸善出版
発行年月日 2011年10月
判型 A5 210×148
ページ数 376ページ
ISBN 978-4-621-08456-4
Cコード 3047
NDCコード 493
ジャンル 医学・薬学 >  臨床医学・内科系 >  小児科学

内容紹介

腹部および消化器所見、発熱性の疾患、アレルギーと皮膚反応、外傷など9部門77症例からなり、簡潔な症例呈示―診療の実際(ディスカッション)―解説というオーソドックスな構成で、わかりやすく説明されている。 今日、小児を対象とした休日・夜間の救急医療は重要で、非小児科医、研修医が診断しなければならない局面が多いのが現状。小児医療・小児救急医療の重要性、必要性が問われている中、多くの医師に有用な書籍となるだろう。 本書は、2〜3日で読了できる分量。小児科専門医や後期研修医はもちろんのこと、必ずしも小児科を専門にしていないが、日常の救急診療の場面で種々の小児の救急の対応をしなければならない、迅速かつ適切な判断、処置を必要とされる、病院の初期研修医や診療所、一般病院の医師、トリアージナースなどにとって役立つ。

目次

日本語版補遺
 小児のバイタルサイン
 小児の主要な血液検査の基準範囲
 小児・新生児の区分・身長・体重
I:腹部および消化器所見
 1.生後3週間児の噴水状嘔吐
 2.生後1カ月児の嘔吐
 3.腸重積整復後の嘔吐
 4.嘔吐と下痢1
 5.嘔吐と下痢2
 6.宴会後の嘔吐とめまい
 7.血便とショックを呈する未熟児
 8.新生児の吐血と陰嚢腫脹
 9.便秘,腹痛,嘔吐
 10.蒼白を伴う下痢症
 11.悪心,嘔吐,頭痛
 12.腹痛と思春期患者の守秘義務
 13.経過の長い無痛性腹部腫瘤
II 発熱性の疾患
 14.発熱と腹痛
 15.誘因のない長引く熱
 16.発熱と広範な(赤い)斑紋
 17.3日間の発熱と発疹
 18.アモキシリンとイブプロフェン・アレルギー
 19.発熱,嘔吐,下痢,発疹
 20 発熱後の四肢の皮膚落屑
 21.紅斑と水疱を伴う2日間の発熱
 22.発熱と顔面腫脹
 23.発熱と蕁麻疹
III アレルギーと皮膚反応
 24.顎裂傷,薬物アレルギー,医療過誤
 25.剥離を伴う紅斑
 26.ジフェンヒドラミン抵抗性蕁麻疹
 27.ピーナッツアレルギー
 28.蕁麻疹のアウトブレイク
 29.卵アレルギー、RAST検査とプロポフォール
 30.血便と顔面蒼白
IV 損傷
 31.水泳中の激しい痛み
 32.プールでの吸引事故
 33.浅瀬へのダイビング
 34.歩行者と自動車の事故
 35.自動車の横転事故による強い腹痛と背部痛
 36.シートベルト非装着の自動車事故による子どもの胸腹部痛
 37.自動車衝突事故と気管挿管後の急変
V 中枢神経系所見
 38.嗜眠状態の乳児
 39.嗜眠と脱力
 40.嗜眠と哺乳不良
 41.蒼白、無関心、および異常な呼吸努力
 42.運動失調と急激な意識変容
 43.眠ったまま起きない青年
 44.重度の高ナトリウム血症
 45.水痘と興奮
 46.小児腫瘍患者の腹痛と腹部膨隆
 47 軽微な頭部外傷後の興奮
 48.頭蓋骨骨折,不活発,嘔吐
 49.頭痛,眼痛と反応不良
 50.頭痛,発熱,圧痛のある腹部腫瘤
 51.祖母宅での痙攣
 52.スイミングスクールが終わった後の痙攣
 53.痙攣1
 54.痙攣2
 55.痙攣3
VI 頭部と頸部所見
 56.下顎部腫脹
 57.発熱を伴う頸背部痛
 58.咽頭および頸部痛
 59.発熱を伴う片側の頸部腫瘤
 60.頸部腫瘤
 61.C2-C3アラインメント不良を伴う頸部痛
 62.眼痛
 63.顔面の腫脹
VII 四肢所見
 64.大腿骨骨折と児童虐待疑診例
 65.激しい関節痛
 66.転倒後の跛行
 67.踵の痛み
 68.冷たく、脈の触れない四肢
 69.運動障害を伴う肘の変形
 70.四肢の痛み、発熱、貧血
 71.大腿部痛と脱力
VIII 生殖器/直腸の状態
 72.生殖器の痛み
 73.陰茎腫脹
 74.肛門の腫瘤
IX 肺の症例
 75.それは、はたして緊張性気胸なのか?
 76.呼吸困難と発熱
 77.2週間持続する喘鳴

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