内容紹介
実験を行ううえでもっとも重要である基礎的な技術や知識についてまとめた入門書として好評を博した書籍の第2弾。普段何気なく行っている操作がなぜ必要なのか、どうして実験が失敗したのか、ということを細かく説明。また、実験を行っていてわからなかった点、あいまいな点が理解できるよう、実際の実験に直結する知識とテクニック、研究生活に必須なノウハウがふんだんに、そしてちょっとおもしろく解説してあるのも本書の魅力。初めて研究室に配属された学生はもちろん、いくらか経験をもった者にもより深い理解に役立つ一冊。
目次
1 月並みだけど「安全第一」
2 実験ノートは君の友
3 ハンドブックを読みこなす
4 すり合わせガラス器具
5 ミクロ実験装置の共通すり合わせ
6 その他の楽しいガラス器具
7 ピペットの「キモ」
8 注射器と針,それにセプタム
9 器具洗いと乾燥
10 乾燥剤
11 生成物
12 融点測定
13 再結晶
14 ミクロスケール:再結晶
15 抽出と洗浄
16 抽出と洗浄:ミクロスケール
17 実験室は「オール電化」
18 クランプで固定
19 蒸留
20 ミクロスケール蒸留
21 ロータリーエバポレーター
22 加熱還流(reflux)と滴下
23 ミクロスケール実験での加熱還流(reflux)と滴下
24 昇華
25 ミクロスケール沸点測定
26 クロマトグラフィー
27 薄層クロマトグラフィー:TLC
28 カラムクロマトグラフィー
29 ガスクロマトグラフィー(ガスクロ:GC)
30 高速液体クロマトグラフィー:HPLC
31 赤外吸収スペクトル:IR+ちょっとだけ紫外可視スペクトル:UV-Vis
32 核磁気共鳴スペクトル:NMR
33 蒸留の理論
34 抽出の理論
出版社からのメッセージ
本書は『有機実験のナビゲーター』(2009年3月刊)の改訂版です。
本書は改訂版『研究室で役立つ 有機実験のナビゲーター 第3版』(2018年03月刊)を刊行しています。