地球環境・資源エネルギー論
統計データからみる

地球環境・資源エネルギー論

著者名 西山 孝
別所 昌彦
発行元 丸善出版
発行年月日 2011年04月
判型 A5 210×148
ページ数 174ページ
ISBN 978-4-621-08358-1
Cコード 3058
NDCコード 501
ジャンル 環境科学・生活科学 >  環境科学 >  資源・エネルギー

内容紹介

本書「地球環境・資源エネルギー論」では、できるかぎり信頼性の高い統計を提示し、エネルギー問題の全体像を示すことに努めた。総論で直面するエネルギー資源問題、エネルギー資源と環境保全について俯瞰し、各論では化石エネルギーとして、石油、天然ガス、石炭、オイルサンド、オイルシェール、メタンハイドレート、また新エネルギーとして、バイオエネルギー、太陽エネルギー、風力発電、地熱エネルギー、潮力発電、温度差発電などを取り上げ、資源経済学的観点も加味して詳述。

目次

I 総論
 1 直面するエネルギー資源問題 
  1.1 歯止めのかからないエネルギー資源の消費
   1.1.1 世界の一次エネルギー資源の生産量
   1.1.2 先進国の安定した消費量と発展途上国の急激な増加
   1.1.3 発展途上国から先進工業国への移行に伴うエネルギー消費量の増大
   1.1.4 石油資源をとりまく枯渇問題
   1.1.5 日本で使われている一次エネルギー資源
   1.1.6 エネルギー統計
   1.1.7 一次および二次エネルギーの区分と二次電気エネルギーの互換性
  1.2 石油価格の推移
   1.2.1 石油価格の高騰
   1.2.2 オイルショックの教訓
  1.3 石油価格の変動と各国のエネルギー構成
   1.3.1 主要国の一次エネルギーの供給構成
   1.3.2 原子力発電と石炭火力発電
   1.3.3 石油価格高騰下における各種エネルギーの価格
 2 エネルギー資源と環境保全
  2.1 化石エネルギーの燃焼に伴う温暖化ガスの排出
   2.1.1 温暖化ガスの増加と地球気温の上昇
   2.1.2 各国のCO2の排出量とGNP,人口
   2.1.3 CO2の回収・貯留(CCS)
   2.1.4 COP3(京都議定書)とCP15(コペンハーゲン)
   2.1.5 日本の温暖化ガス排出量の状況
  2.2 原子力発電による放射能汚染と廃棄物
   2.2.1 原子力発電の事故と放射能汚染
   2.2.2 原子力発電所からの廃棄物の処理
   2.2.3 高レベルおよび低レベル放射性廃棄物
  2.3 省エネルギー
   2.3.1 部門別のエネルギー消費
   2.3.2 省エネルギーとリサイクル
II 各論
 3 化石エネルギー
  3.1 石油
   3.1.1 生産量と埋蔵量および耐用年数
   3.1.2 多消費国と流通不安
   3.1.3 世界の油田およびガス田の分布と規模
   3.1.4 石油および天然ガス鉱床
  3.2 天然ガス
   3.2.1 生産量と埋蔵量および耐用年数
   3.2.2 天然ガスの消費量
   3.2.3 天然ガスの貿易
  3.3 石炭
   3.3.1 安定供給に優れた石炭
   3.3.2 生産量と埋蔵量および耐用年数
   3.3.3 消費量と日本の石炭産業
   3.3.4 石炭鉱床
  3.4 潜在的化石エネルギー
   3.4.1 非在来型原油資源
   3.4.2 非在来型天然ガス
 4 電気エネルギー
  4.1 原子力
   4.1.1 原子力発電
   4.1.2 ウラン資源
  4.2 水力
   4.2.1 社会的ニーズにもっとも適合したエネルギー資源
   4.2.2 現在の発電量と理論包蔵水力
   4.2.3 揚水発電
 5 新エネルギー
  5.1 バイオエネルギー
   5.1.1 バイオ発電
   5.1.2 液体燃料(エタノールとバイオディーゼル)
  5.2 太陽エネルギー
   5.2.1 太陽電池
   5.2.2 太陽エネルギーの直接利用
  5.3 風力発電
  5.4 地熱エネルギー
   5.4.1 地熱発電
   5.4.2 地熱資源の分布と分類
   5.4.3 地熱発電の方式
   5.4.4 地熱の直接利用
  5.5 潮力発電
   5.5.1 干満の差を利用する潮力発電
   5.5.2 干満の差により起こる潮流発電
  5.6 温度差発電

定価:3,520円
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