<復刻版>第3版 実験計画法 下

<復刻版>第3版 実験計画法 下

著者名 田口 玄一
発行元 丸善出版
発行年月日 2010年07月
判型 A5 210×148
ページ数 565ページ
ISBN 978-4-621-08281-2
Cコード 3033
ジャンル 数学・統計学 >  応用数学 >  経済・経営数学

内容紹介

品質工学は技術開発・新製品開発を効率的に行う開発技法で、さまざまな産業分野で品質管理、作業率向上のために幅広く利用されている。品質工学の産みの親と言われる田口玄一氏の力作であり、その後のタグチメソッドにつながる「実験計画法」。本書は研究者、技術者の方々が統計数学を基礎から学ばなくとも、統計数学の核心部分である直行配列による実験の計画、設計を行う素養を身につける方法を紹介した古典的名著ともいうべき一冊。下巻には医薬品・理学関係の調査、市場調査、また生産技術関係の実験について、具体的な数値を用いた分析の過程を収録。著者自ら最終版と宣言した第3版は、品質工学をはじめとする数多くの文献で参考書として紹介されるほど重要な書籍。待望の復刻版。

目次

18 変動の分解
 18.1 変動の分解と2次形式
 18.2 2乗和の用いる理由
 18.3 変動の分解のための計算規則
19 検定と推定
 19.1 まえがき
 19.2 割引係数
 19.3 実験データに対する割合係数とその応用
 19.4 平均2乗誤差を用いる理由
 19.5 割引係数の応用例(1):2水準系の場合
 19.6 3水準以上の場合
 19.7 割引係数の応用例(2):3水準系の場合
 19.8 検定論における危険率αの決め方
20 分散分析の応用
 20.1 品質管理への応用
 20.2 原因探求への応用
21 関数のあてはめ
 21.1 簡単な例
 21.2 直交多項式
 21.3 二つ以上の変数の場合
 21.4 例題
 21.5 不等間隔の場合の直交多項式
 21.6 一般の線形関数の場合
 21.7 2変数以上の回帰関数の直交展開
 21.8 計算例
22 計測法のための実験計画とSN比
 22.1 簡単な例
 22.2 計測法とその誤差
 22.3 計測法の日垣(1):化学分析の例
 22.4 計測法の比較
 22.5 異質の信号因子が2個以上ある場合
23 信頼度試験,官能試験,定性分析とSN比
 23.1 信頼度試験の計画と解析
 23.2 強制試験への応用
 23.3 化学分野への応用
 23.4 官能試験の問題点
 23.5 和音の識別力
 23.6 喫煙者と非喫煙者のビールの銘柄の識別力の比較
24 ダイナミックな特性とSN比
 24.1 ダイナミックな特性とは
 24.2 2種類の誤りがある場合
 24.3 強制試験への応用
 24.4 化学分野への応用
 24.5 操作性能の実験
25 組立品の実験計画
 25.1 部品が2種類または2セットの場合
 25.2 因子が多い場合
 25.3 まれな不良の場合
 25.4 分類因子のある場合
 25.5 分割系の場合
 25.6 分解再組立てが可能でないものが入る場合
26 臨床実験(とくに薬効試験)の計画と解析
 26.1 x2検定の問題点
 26.2 2×2分割表の場合
 26.3 第1種の過誤,危険率αについての比較
 26.4 分類の組が3組以上の場合
 26.5 他に要因がある場合
 26.7 時系列データの場合(1)
 26.8 時系列データの場合(2)
27 時系列データの解析法
 27.1 薬効試験のデータ解析
 27.2 直交表を用いた場合
 27.3 広告宣伝効果の実験
 27.4 小売店や消費者層を調査する場合
28 共分散分析(補助測定値のある実験)
 28.1 殺虫剤の実験
 28.2 補助測定値のとり方
 28.3 ペニシリンの精製実験
 28.4 共分散分析の効率
 28.5 一般の場合の計算法
29 有効反復数neの公式と分割法の信頼限界
 29.1 線形推定値の母分散(有効反復数ne)
 29.2 擬水準のある場合
 29.3 分割系の実験における有効反復数neを求める公式と,工程平均の信頼限界の求め方
 29.4 neの公式の証明
 29.5 分割法の信頼限界の公式の証明(Behrens-Fisher問題の一般化)
30 欠測値の処理法
 30.1 欠測地とは
 30.2 繰返し数が不揃いになった場合
 30.3 一般の場合(1):Fisher-Yatesの方法
 30.4 一般の場合(2):逐次近似法
 30.5 計数分類値の場合
31 逐次分類法
 31.1 一般的説明
 31.2 応用例(ゴム用カーボン特性)
 31.3 因子(説明変数)に関数やベクトル変数がある場合
 31.4 分類の水準数
32 精密累積法
 32.1 目的
 32.2 寿命試験の簡単な例(データと分散分析)
 32.3 寿命試験の簡単な例
 32.4 皿バネの寿命試験(分散分析)
 32.5 皿バネの寿命試験(推定)
33 実験回数の決め方
 33.1 簡単な例題
 33.2 計算例と結論
 33.3 最適繰返し数
34 確率対応法と殆直交法
 34.1 発泡PVC電線の実験
 34.2 解説
 34.3 殆直交表
35 複合法
 35.1 特性値によって要因が異なる場合
 35.2 1因子多水準の場合
 35.3 定性的傾向のわかる場合
36 不完備型計画法
 36.1 釣合い不完備型計画(BIB,リーグ戦方式)
 36.2 サイクリック計画
 36.3 不完備型ブロックによるわりつけ(官能検査の例)
37 分布に関する諸問題
 37.1 許容限界(付表10)
 37.2 不良率の信頼限界(付表11)
 37.3 許容限界の公式の説明
 37.4 不良率の信頼限界のの公式の説明
 37.5 不良数データによる不良率の信頼限界(ネイマンの方法)
38 直交表のつくり方とその応用
 38.1 直交ラテン方格を用いてつくる方法
 38.2 増山の方法
 38.3 直交配列と非直交配列
39 数量化の方法
 39.1 数量化の目的
 39.2 実験データの場合の数量化 
 39.3 分類の組の数が3個の場合の例
40 数理
 40.1 実験の確率化の公式の証明
 40.2 F検定
 40.3 統計量の分布
 40.4 通信工学と実験計画法
 40.5 直交表の回路設計への応用
付表 実験計画数値表
 付表7 デシベル表
 付表8 SN比関係公式
 付表9 SN比信頼限界
 付表10 許容限界用係数
 付表11 計量のデータによる不良率の信頼限界を求めるためのノモグラフ
 付表12 直交表と線点図

出版社からのメッセージ

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