<復刻版>第3版 実験計画法 上

<復刻版>第3版 実験計画法 上

著者名 田口 玄一
発行元 丸善出版
発行年月日 2010年07月
判型 A5 210×148
ページ数 558ページ
ISBN 978-4-621-08280-5
Cコード 3033
ジャンル 数学・統計学 >  応用数学 >  経済・経営数学

内容紹介

品質工学は技術開発・新製品開発を効率的に行う開発技法で、さまざまな産業分野で品質管理、作業率向上のために幅広く利用されている。品質工学の産みの親と言われる田口玄一氏の力作であり、その後のタグチメソッドにつながる「実験計画法」。本書は研究者、技術者の方々が統計数学を基礎から学ばなくとも、統計数学の核心部分である直行配列による実験の計画、設計を行う素養を身につける方法を紹介した古典的名著ともいうべき一冊。著者自ら最終版と宣言した第3版は、品質工学をはじめとする数多くの文献で参考書として紹介されるほど重要な書籍。待望の復刻版。  

目次

1 2元配置法
 1.1 化学反応の例(グラフ表示の場合)
 1.2 1因子のみ多項式の成分に分解する場合
 1.3 2因子とも多項式展開をする場合(リン青銅の実験)
 1.4 繰返しのある2元配置(ゴルフボールの実験)
 1.5 繰返し数が不揃いの場合
2 特性値の分類と解析法の指針
 2.1 特性値と単調性
 2.2 特性値の分類
 2.3 誤差の大きさやダイナミックな特性
3 累積法と度数法
 3.1 0,1データの解析法
 3.2 累積法
 3.3 度数法
4 実験計画法の役割
 4.1 研究の役割
 4.2 研究の能率化
 4.3 実験的研究の能率化
 4.4 実験計画法の応用分野
 4.5 実験順序の確率化
 4.6 実験計画法と通信理論
5 因子と水準
 5.1 因子と水準
 5.2 因子の分類
 5.3 主効果と交互作用
 5.4 因子間の相互関係
 5.5 調合実験の場合
 5.6 関係のある因子が非常に多い場合
 5.7 交互作用の消去
 5.8 相互関係があるときの直交多項式
 5.9 分類による水準のつくり方
 5.10 補助測定と後分類
6 直交表入門(タイルの実験)
 6.1 直交法L8
 6.2 直交法による実験の目的
 6.3 分散分析
 6.4 データの解析,推定
 6.5 最適条件とその工程平均の推定
 6.6 その他の直交表
7 線点図とその応用
 7.1 直交法L8の線点図とその応用
 7.2 直交法L16の線点図とその使い方
 7.3 その他の直交表と線点図
 7.4 2水準系の直交表における多水準作成法
 7.5 3水準系に9水準の列をつくる方法
 7.6 乗用車用タイヤの寿命実験
 7.7 シャワー洗浄の実験
8 ダミー法,組合わせ法
 8.1 ダミー(擬水準)法
 8.2 組合わせ法
 8.3 カーボン粉末の実験
 8.4 アルミ鋳造部品の実験
9 分割法
 9.1 実験の大きさの決め方
 9.2 一方分割法,因子の分類
 9.3 積層板の製造工程
 9.4 直交表の各列の群わけ(分割法)
 9.5 簡単な例による説明
 9.6 積層板の実験
 9.7 3水準系の分割法(送話器用炭素粉の実験)
 9.8 二方分割法(銅電解の実験)
 9.9 多方分割法
10 擬因子法(変身法とアソビ列法)
 10.1 擬因子法とは
 10.2 擬因子法[1]:返信法
 10.3 擬因子法[2]:アソビ列法
 10.4 送話器用炭素粉の実験
 10.5 いろいろな水準の因子が混在している場合のアソビ列法
 10.6 データ解析
 10.7 複雑なアソビ列のつくり方
 10.8 ブロック因子がある場合 
11 一部追加法
 11.1 簡単な例
 11.2 分散の期待値に関する計算規則
 11.3 計算例
 11.4 一般の場合
12 交互作用の一部省略法
 12.1 2水準系における交互作用の一部省略法
 12.2 3水準系における交互作用の多項式展開
 12.3 3水準系における交互作用の一部省略法
 12.4 型の分類
 12.5 交絡列の利用
 12.6 2水準系での3水準間の交互作用の一部省略法
13 直和法
 13.1 目的
 13.2 第1回目の実験
 13.3 直和実験
 13.4 直和法で実験する場合の一般的注意
 13.5 V8の3回の直和
 13.6 非常に多くの水準のある因子がある場合
14 一部拡大法
 14.1 L9の一部拡大
 14.2 L8の一部拡大
15 実験的回帰分析
 15.1 目的
 15.2 簡単な例
 15.3 多変数逐次近似法
 15.4 結論の出し方
 15.5 収束問題 
16 応答解析法
 16.1 わりつけとデータ(回路設計の一例)
 16.2 分散分析
 16.3 結論の出し方
 16.4 机上実験(保全の例)
 16.5 机上実験の方法
 16.6 データ解析
17 実施例と解説
 17.1 タイルの実験(研究室の実験L27,確認実験27型L8)
 17.2 PVC電線の実験
 17.3 脱ろう装置の工場実験
 17.4 毛紡における洗浄工程とカード工程の操業に関する実験
 17.5 テトロンウール混紡服地の製造条件
 17.6 電球の外観不良に関するシーリング工程の実験
 17.7 電球のワット・効率・寿命とそのバラツキに対する実験
 17.8 酸化皮膜の実験
 17.9 電話交換作業に対する色彩調節の実験
 17.10 わりつけのいろいろな例
総合演習
付表 実験計画数値表
 付表1 2乗法
 付表2 F表
 付表3 等間隔のときの直交多項式
 付表4 常用対数表
 付表5 オメガ変換表
 付表6 直交表と線点図(I) 

出版社からのメッセージ

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本書は、書籍からスキャナによる読み取りを行い、印刷・製本を行っています。
一部、装丁が異なったり、印刷が不明瞭な場合がございますが、ご了承くださいますようお願い申し上げます。
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