内容紹介
難解と思われがちな相対性理論について、簡単な数学の知識だけで読み進めるよう平易な言葉で解説した、優れた入門書。相対論で出てくる特殊な概念や記号についても、種々の視点からわかりやすく解説。初版は1988年の刊行以来、現代的にかつていねいに書かれた相対性理論入門の名著として好評を博してきた。物理系の多くの研究者から復刻を望む声が聞かれていたところ、24年ぶりに原著が改訂された。改訂版では特に、直近の20年間で研究が著しく進んだ、観測に伴うブラックホールや重力波、宇宙論について追加されている。I巻には特殊相対論についての1〜4章を収載。問題も充実して自習書としても最適。
目次
1 特殊相対論
1.1 特殊相対論の基本原理
1.2 慣性観測者の定義
1.3 新しい単色系
1.4 次空間
1.5 別の観測者による座標系
1.6 間隔の普遍性
1.7 不変双曲線
1.8 重要な結果
1.9 ローレンツ変換
1.10 速度の合成則
1.11 パラドックスと物理的直観
1.12 文献
1.13 付録:双子の“パラドックス”分析
1.14 練習問題
2 特殊相対論におけるベクトル解析
2.1 ベクトルの定義
2.2 ベクトル代数
2.3 四元速度
2.4 四元運動量
2.5 スカラー積
2.6 応用
2.7 光子
2.8 文献
2.9 練習問題
3 特殊相対論におけるテンソル解析
3.1 メトリックテンソル
3.2 テンソルの定義
3.3 (01)テンソル:一形式
3.4 (02)テンソル
3.5 ベクトルから一形式への写像としてのメトリック
3.6 (MN)テンソル
3.7 添字の“上げ”と“下げ”
3.8 テンソルの微分
3.9 文献
3.10 練習問題
4 特殊相対論における完全流体
4.1 流体
4.2 ダスト:粒子数流束ベクトルN→
4.3 一形式と面
4.4 再びダストについて:ストレス―エネルギーテンソル
4.5 一般の流体
4.6 完全流体
4.7 一般相対論の重要性
4.8 ガウスの法則
4.9 文献
4.10 練習問題
付録 線形代数のまとめ
索引
出版社からのメッセージ
本書は改訂版『第3版 シュッツ 相対論入門 I 特殊相対論』(2023年10月刊)を刊行しています。
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