高分子化学 合成編

高分子化学 合成編

著者名 中條 善樹
中 建介
発行元 丸善出版
発行年月日 2010年06月
判型 A5 210×148
ページ数 270ページ
ISBN 978-4-621-08259-1
Cコード 3343
NDCコード 431
ジャンル 化学・化学工学 >  高分子化学

内容紹介

化学系大学・高専の学部学生を対象とした「化学マスター講座」シリーズの一冊。 高分子合成の世界を有機反応を基礎とした視点で解説した、基本がしっかり身につく教科書。章末の演習問題で、苦手なところ、つまずきやすいところを把握し、読者の理解を助けるよう配慮。また、高分子の特徴である“材料”としての工業的応用も理解できるよう実際例を多数紹介。本書を読めば、高分子合成に興味をもって、実際に自分の手で高分子材料をつくってみたくなる。企業で化学にかかわる仕事に取組むようになった研究者・技術者にとっても役立つ内容。

目次

1 高分子とは
 1・1 高分子とは何か
 1・2 高分子の特製
 1・3 高分子化学の歴史
 1・4 高分子の分類
 1・5 重合反応の分類
 1・6 高分子の将来
2 重縮合
 2・1 重縮合の特徴
 2.2 高分子の生成条件
 2・3 重縮合の速度論
 2・4 分子量を調節するには
 2・5 分子量分布
 2・6 鋼管反応
 2・7 重縮合の方法
 2・8 縮合系高分子の例
 2・9 エンジニアリングプラスチック
3 重付加,付加縮合
 3・1 重付加の特徴
 3・2 十負荷の例
 3・3 負荷縮合
4 ラジカル重合
 4・1 ラジカル重合とは
 4・2 ラジカル重合の素反応
 4・3 ラジカル重合の速度論
 4・4 ラジカル重合における重合度と移動定数
 4・5 ラジカル重合の方法
5 ラジカル共重合
 5・1 共重合とは
 5・2 共重合体組成式
 5.3 Q―eスキーム
 5・4 前末端モデル
6 イオン重合
 6・1 イオン重合の特徴
 6・2 アニオン重合 
 6・3 カチオン重合
 6・4 イオン重合の速度論
 6・5 イオン共重合
 6・6 環化重合
 6・7 ヘテロ原子を含む多重結合の重合
7 遷移金属触媒重合
 7・1 チーグラ―ナッタ重合
 7・2 メタロセン触媒
 7・3 メタセシス重合 
 7・4 アセチレン化合物の重合
8 開環重合
 8・1 開環重合の特徴
 8・2 開環重合性
 8・3 カチオン開環重合
 8・4 アニオン開環重合
 8・5 開環重合の例
 8・6 開環異性化重合
 8・7 ラジカル開環重合
9 リビング重合,立体規則性重合
 9・1 高分子の構造を制御する
 9・2 リビング重合
 9・3 立体規則性重合
10 特殊構造高分子
 10・1 ブロック共重合体
 10・2 枝分かれ構造をもつ高分子
 10・3 架橋反応
11 高分子反応
 11・1 高分子反応とは
 11・2 高分子への官能基の導入
 11・3 官能基変換による高分子の機能化
 11・4 高分子の分解
 11・5 高分子反応をりようした機能性高分子の例
12 無機高分子,有機-無機ハイブリッド
 12・1 無機高分子
 12・2 有機―無機ハイブリッド高分子
 12・3 有機―無機ハイブリッド
13 生体高分子,高分子と環境
 13・1 環境と高分子
 13・2 天然高分子
 13・3 生分解性高分子
 13・4 酵素触媒重合

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