レアメタル便覧

レアメタル便覧

著者名 足立 吟也 監修
発行元 丸善出版
発行年月日 2011年01月
判型 B5 257×182
ページ数 1934ページ
ISBN 978-4-621-08276-8
Cコード 3543
NDCコード 565
ジャンル 化学・化学工学 >  無機化学
機械・金属・材料 >  機械・金属・材料_事典・便覧

内容紹介

パソコン、携帯電話、液晶テレビ、自動車など、最先端技術に必要不可欠なレアメタルを網羅して、資源、サイエンス、テクノロジーおよび経済の四つの側面のデータを詳細に収録した世界初の便覧。 物理的・化学的性質、埋蔵量、需給、経済、単離、製造、金属工業、エレクトロニクス、電池、触媒、セラミックス、原子力、リサイクル、分析、環境、生態、歴史まで豊富なデータと簡明な解説でレアメタルのすべてを知ることができる。レアメタルに関する研究者、技術者および販売・流通・輸出入に携わる方々、さらに資源戦略や政策立案に関わる専門家待望の書。

目次

I巻                         
 1章 物理定数と諸単位
  1.1 基本物理定数
  1.2 物理量と単位―国際単位(SI)と原子単位
  1.3 単位の換算
  1.4 物理化学の記号
 2章 元素概論
  2.1 元素の基本的性質
  2.2 元素依存度,平均元素濃度
  2.3 原子・イオンの電子構造
  2.4 イオン半径
 3章 レアメタルの資源
  3.1 レアメタルの資源量・埋蔵量
  3.2 レアメタルの鉱床
  3.3 深海底資源および海水中のレアメタル
  3.4 希ガス
 4章 レアメタルの経済
  4.1 資源の長期需給
  4.2 レアメタルの需給
  4.3 レアメタルの備蓄
 5章 レアメタルのリサイクル
  5.1 リサイクルの考え方
  5.2 レアメタルのリサイクル
  5.3 収集システムと保管の概念(人工鉱床構想)
  5.4 リサイクル技術
  5.5 レアメタルリサイクル各論
  5.6 レアメタルリサイクルの将来
 6章 レアメタルの製造
  6.1 1族:アルカリ金属(Li,Na,K,Rb,Cs,Fr)
  6.2 2族(Be,Mg,Ca,Sr,Ba)
  6.3 3族(Sc,Y,ランタノイド)
  6.4 4族(Ti,Zr,Hf)
  6.5 5族(V,Nb,Ta)
  6.6 6族(Cr,Mo,W)
  6.7 7族(Mn,Tc,Re)
  6.8 白金族金属(Pt,Pd,Rh,Ru,Ir,Os)
  6.9 13族(Ga,In,Tl)
  6.10 14族(Si,Ge)
  6.11 15族(As,Sb,Bi)
  6.12 超高純度レアメタル
  6.13 コモンメタルおよび周辺元素
  6.14 溶媒抽出剤一覧
  6.15 イオン交換樹脂一覧
 7章 熱的性質
  7.1 温度標準と定点
  7.2 温度測定
  7.3 熱力学的性質
  7.4 各種熱力学関数
  7.5 熱容量
  7.6 相変化エンタルピー
  7.7 水への溶解エンタルピー
  7.8 無機化合物・有機化合物・イオンの水和エンタルピー
  7.9 金属錯体の安定度定数
 8章 無機化合物生成・分解反応の熱力学
 9章 化合物の性質 
  9.1 化合物命名法
  9.2 無機化合物,錯体,有機金属化合物の性質
  9.3 金属のおもな性質
 10章 構造式一覧
II巻                         
 11章 相平衡
  11.1 二元レアメタル合金状態図
  11.2 金属の蒸気圧
 12章 物理的性質
  12.1 密度
  12.2 降伏応力,引張強さ
  12.3 弾性係数
  12.4 熱膨張率
 13章 輸送現象
  13.1 核酸
  13.2 熱伝導率,比熱,電気抵抗率
 14章 電気化学
  14.1 伝導率
  14.2 イオンの輸率(水溶液,非水溶液)
  14.3 活量・活量係数
  14.4 電極電位
  14.5 電気化学関連定数
  14.6 固体電解質の構造とイオン導電率
  14.7 各種電極 
 15章 溶融塩
  15.1 溶融塩の定義と本質
  15.2 構造
  15.3 レアメタル化合物の融点と沸点
  15.4 溶解度,塩基度,Pourbaix図,腐食挙動
  15.5 密度,モル体積
  15.6 相平衡・熱力学
  15.7 熱的性質
  15.8 電気化学
  15.9 導電率とイオンの移動
  15.10 電池関連材料(溶融炭酸塩型燃料電池)
 16章 金属工業におけるレアメタル
  16.1 構造用材料
  16.2 機能性合金
  16.3 金属加工・粉末冶金
  16.4 腐食制御と表面改質
III巻               
 17章 貴金属
  17.1 貴金属の物性
  17.2 貴金属の利用
  17.3 貴金属の材料化
 18章 エレクトロニクスにおけるレアメタル
  18.1 シリコン半導体
  18.2 化合物半導体
  18.3 透明導電性膜
  18.4 各種センサー
  18.5 磁性材料
  18.6 光記録材料
  18.7 オプトエレクトロニクス材料
  18.8 ディスプレイ材料
  18.9 レーザー材料
  18.10 誘電体
  18.11 超伝導材料
  18.12 固体イオニクス用イオン導電性材料
  18.13 はんだ
  18.14 LSIコンタクト,配線
  18.15 使用済みデジタル家電部品中の金属含有量分析値
 19章 原子力産業におけるレアメタル
  19.1 核燃料と原子炉材料
  19.2 使用済燃料とアクチノイド
  19.3 核分裂生成物の利用
 20章 電池工業におけるレアメタル
  20.1 一次電池
  20.2 二次電池
  20.3 燃料電池
  20.4 電気化学キャパシタ
 21章 太陽電池
  21.1 シリコン系太陽電池
  21.2 化合物半導体系太陽電池
  21.3 有機太陽電池―色素系太陽電池など
 22章 化学工業におけるレアメタル
  22.1 触媒
  22.2 反応装置に使用する耐食語彙菌,耐薬品合金など
  22.3 工業触媒統計
  22.4 依頼分析件数からみた有機化学工業製品中のレアメタル
 23章 セラミックスにおけるレアメタル
  23.1 釉薬
  23.2 ガラス
  23.3 エンジニアリングセラミックス
  23.4 耐火物
 24章 色材におけるレアメタル
  24.1 顔料の一般的性質
  24.2 顔料の界面化学的性質(等電点) 
 25章 文具・スポーツ用品・楽器におけるレアメタル
  25.1 文具におけるレアメタル
  25.2 スポーツ用品におけるレアメタル
  25.3 楽器におけるレアメタル 
 26章 医薬とレアメタル 
 27章 肥料とレアメタル
  27.1 植物の栄養
  27.2 肥料
 28章 プラスチックとレアメタル
  28.1 レアメタルを含有するプラスチック充填剤
  28.2 レアメタル含有プラスチック充填剤の機能,性能
  28.3 フィラーの物性
  28.4 プラスチックへのコーティング
 29章 製紙とレアメタル
  29.1 紙および製紙原料
  29.2 印刷
 30章 研磨剤とレアメタル
 31章 おもな無機工業薬品・金属
 32章 レアメタルの分析 
 33章 レアメタルと生態系・健康
 34章 レアメタルと環境
  34.1 レアメタルと環境規制
  34.2 土壌ならびに底質
  34.3 廃棄物中のレアメタル
  34.4 化石エネルギー資源とレアメタル
 35章 レアメタルと歴史
  35.1 レアメタルと古代史
  35.2 堆積物中のレアメタルの分布と近現代史
  35.3 銅造仏の化学組成
 36章 レアメタルに関する資料
  36.1 錯体の安定度定数
  36.2 溶解度
 資料・補遺編
  補遺1 日本の“都市鉱山”埋蔵量
  補遺2 リチウム金属製造フロー図
  補遺3 金属リチウム中の不純物分析例
  補遺4 金属ナトリウム中の不純物分析例
  資料1 レアメタル関係学会一覧
  資料2 元素・レアメタル別関係業界団体一覧
  資料3 元素・レアメタル別関係企業一覧 

関連商品

定価:141,900円
(本体129,000円+税10%)
在庫:お問い合わせください

▼ 補足資料