内容紹介
ソフトマターの分子設計、キャラクタリゼーション、機能と応用について系統的にまとめた初の書籍。今日の材料開発・研究においてきわめて重要な位置を占めているソフトマターを、とくに物性・機能研究を主とする専門課程以上の学生、研究者、技術者を対象に、それぞれ第一線の研究者が直接わかりやすく解説。分子設計と構造制御、キャラクタリゼーション、機能と応用をそれぞれの章として構成し、実験と実践に即した内容。これまで体系的に説明されてこなかったソフトマターの全容から最前線までを集約。
目次
1章 ソフトマターとは?
1.1 ソフトマターの特性
1.2 分子間力とソフトマター
1.3 自己組織化とソフトマター
1.4 ソフトマターの動的特性
1.5 生命機能とソフトマター
1.6 ソフトマターが形成する界面
2章 分子設計と構造制御
2.1 超分子
2.2 単分子膜とLangmuir-Blodgett(LB)膜
2.3 液晶
2.4 ポリマーブラシ
2.5 ブロック共重合体
2.6 エラストマー
2.7 ゲル
2.8 特殊形状高分子
2.9 高分子ミセル
2.10 高分子のナノ,マイクロ加工
3章 キャラクタリゼーション
3.1 分光学的解析
3.2 散乱手法を用いた解析
3.3 三次元顕微鏡
3.4 表面力測定
3.5 レオロジー的性質
3.6 ソフト界面の構造と物性
4章 機能と応用
4.1 バイオナノ粒子
4.2 センサー
4.3 ソフトマターを用いるバイオデバイス
4.4 温度応答性ソフトインターフェース
4.5 細胞機能診断チップ
4.6 接着,粘着,摩擦
4.7 有機半導体デバイス
4.8 アクチュエーター
4.9 機能性エラストマー