電気化学

電気化学

著者名 渡辺 正 編著
金村 聖志
益田 秀樹
渡辺 正義
発行元 丸善出版
発行年月日 2001年05月
判型 A5 210×148
ページ数 244ページ
ISBN 978-4-621-08112-9
Cコード 3343
ジャンル 化学・化学工学 >  シリーズ化学・化学工学 >  基礎化学コース

内容紹介

電気化学は、電子のやりとりを伴うさまざまな化学現象を解き明かし、成果を暮らしに役立てる学問である。その電気化学が「わかりにくい」という声をよく耳にする。それは最近まで中学・高校で電気化学の誤ったイメージで教えられてきたことにも関係がある。このテキストでは、まず電気化学の基礎理論として、電気と化学をつなぐ「エネルギー」と「粒子運動」を高校レベルの数学・物理によって解き明かす。さらに電極-電解液界面という特異な場を舞台として進む化学現象での原子・分子のふるまいを捉えることで、電気化学で何がわかるか、を理解する。さらに、電池や光合成といった電気化学の応用分野にも目を向ける。各章の末尾には「演習問題」を設けたほか、関連する内容のコラムも、誤解を解き理解を進める一助となろう。

目次

1章 電気化学系の姿(半世紀の闇/事実を見よう:水の電解/電極界面のワンダーランド/電気分解の進みかた/反応物は何か?/まとめ)
2章 物質のエネルギーと平衡(化学変化をみる視点/エネルギーとその表現/化学変化とエネルギー/標準生成ギブズエネルギー/化学ポテンシャルと平衡/まとめ)
3章 標準電極電位(電位の世界へ/標準電極電位 E°/式量電位/ネルンストの式/まとめ)
4章 電解電流(1)−電位が決める電流(無限大から有限へ/化学反応の活性化エネルギー/電位の制御/電位と電流/まとめ)
5章 電解電流(2)−物質輸送が決める電流(切符と電流/拡 散/電極界面のダイナミックス/電気泳動で決まる電流/熱運動の世界/まとめ)
6章 ボルタンメトリー(静の E゜から動の E゜へ/ボルタンメトリーの基礎/ボルタモグラムの解剖/電極のサイズの効果)
7章 電極表面で起こる現象(電極反応と界面/水素発生反応/酸素発生反応/金属のアンダーポテンシャル析出/自己組織化単分子層/単分子層の電子授受/表面種の定量:EQCM 法/電極表面を見る:電気化学 STM/まとめ)
8章 電解液(物質の導電率/電解液のモル導電率と輸率/モル導電率と濃度の関係/イオンの移動度を決める要因/まとめ)
9章 固体電解質(固体だけの電気化学系/固体電解質の種類/導電率 s の温度変化/固体電解質—固体電極の界面/混合伝導性酸化物/固体電解質の応用/まとめ)
10章 電池(電池の歩み/電池のつくり/一次電池/二次電池/燃料電池/電池の電解質/電池のエネルギー密度)
11章 光と電気化学(超高速のミニ電池/励起状態の性質/光反応の効率/半導体の光電極反応/太陽電池/光合成)
12章 材料と電気化学——めっき・表面加工(電気化学と科学・技術/電気めっき/無電解めっき/めっき利用の「ものづくり」:電鋳/陽極酸化とエッチング)
付録 (国際単位系/物理定数・原子量/硫酸の電離度/標準生成ギブズエネルギーΔfG°/m = m°+ RTln a の導出/ΔrG°= −RT ln K の導出/標準電極電位 E゜/ネルンストの式の導出/フィックの第二法則/コットレルの式/拡散移動の距離/電気化学でつかう非水溶媒の例)

出版社からのメッセージ

本書籍は価格変更に伴い、ISBNを変更しました。内容に変わりはありません。

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