世界と日本の激甚災害事典

世界と日本の激甚災害事典

住民からみた100事例と東日本大震災
著者名 北嶋 秀明
発行元 丸善出版
発行年月日 2015年07月
判型 A5 210×148
ページ数 548ページ
ISBN 978-4-621-08329-1
Cコード 3500
NDCコード 450

内容紹介

多様な災害を、気象災害・雪氷災害・土砂災害・風害・地震災害・火山災害および人為災害の6災害種に大別。1900年から今日までの大災害より死亡者数を指標に激甚災害を100事例抽出し、住民からの視点で詳説。 20世紀以降の死者5,000人以上、および災害史上画期となる激甚災害を図・写真を使って解説し、被害・対策・復旧・教訓を住民の視点から解説した事典。遠回りのようでも、災害の歴史に学ぶことによって初めて防災・減災が生きたものになるという観点で過去の事例を解説。防災・減災に取り組む際の「よすが」になる常備本。

目次

第I編 総論
 I.01 居住と災害
 I.02 災害の種類と分類
 I.03 世界の居住環境
 I.04 災害の規模と被害の評価尺度
 I.05 循環する災害
 I.06 災害リスクと許容リスク
 I.07 現代の100事例
 I.08 グローバルな技術とバナキュラーな技術
 I.09 住民と専門家
 I.10 効果的な災害対策
第II編 各論
 東日本大震災(「東北」で起きた大震災)
 1章 気象災害
  ダストボウル(天災と人災の複合災害)
  サイクロン(ST‐1942‐009‐IND)(デルタ地帯のサイクロン災害)
  揚子江大洪水(揚子江の最高水位を記録)
  伊勢湾台風(高度経済成長期のインフラの課題)
  連続サイクロン(ST‐1965‐00028‐BGD)(繰り返されるサイクロンの悲劇)
  サイクロン・ボーラ(20世紀最大の自然災害)
  干ばつ(サヘル地域)(すべてを破壊するほこり)
  サイクロン・アンドラブラデシュ(インドを襲った最悪のサイクロン)
  干ばつ(サヘル地域,チャド,スーダン,エチオピア,ジブチ)(じわじわと進行する災害)
  サイクロン(ST‐1985‐0063‐BGD)(サイクロンによる6mの高波)
  洪水(FL‐1987‐0132‐BGD)(ガンジスデルタの功罪)
  洪水(FL‐1988‐0242‐BGD)(ガンジス川河口の国の雨季)
  サイクロン・ゴルキー(過去最大級のサイクロン)
  レイテ島台風25号(セルマ)(大洪水で消えた街)
  台風1330号(ハイエン)(循環する災害の典型)
  長江大洪水(世界第3位の長江の洪水)
  ハリケーン・ミッチ(200年に一度の超大型ハリケーン)
  サイクロン・オリッサ(沿岸部に限定される被害)
  高温・熱波(ヨーロッパ)(最悪の熱波の襲来)
  ハリケーン・カトリーナ(米国自然災害史上最悪の経済被害)
  サイクロン・シドル(過去最大級のサイクロンの再来)
  サイクロン・ナルギス(軍事政権下の巨大サイクロン)
 2章 雪氷災害
  雪崩(インド40年ぶりの大雪)
 3章 土砂災害
  ワスカラン雪崩(西半球史上最大の地すべり)
  ネパール中南部地域土砂災害(ネパール史上最大の降水量と土砂災害)
  バルガス州土砂災害(カリブ海に流れたベネズエラ最大の土石流)
  地滑り災害(災害のるつぼ:ラテンアメリカ)
  レイテ島地すべり(複合災害の島)
 4章 風害
  タコマ(タコマ・ナローズ)橋崩落(風とヒューマンエラー)
 5章 地震災害
  カングラ地震(英領インド帝国時代の大地震)
  サンフランシスコ地震・大火(20世紀の入口での都市災害)
  海原(ハイユエン)地震(黄土高原の地すべり)
  関東大震災(地震による大規模な火災被害)
  古浪(グーラン)地震(黄土高原の巨大地震)
  昌馬(チャンマ)地震(中国最大の活発な地震帯)
  インド・ネパール(ビハール)地震(ヒマラヤの麓の地震国)
  クエッタ地震(地震の空白域)
  エルジンジャン地震(西行する断層の始まり)
  アシハバード地震(旧ソ連の耐震設計基準)
  チリ沖地震(観測史上最大のマグニチュード)
  スコピエ地震(丹下健三の再建・都市計画)
  那台(シンタイ)地震(毛沢東が指示した地震予知)
  バルト地震(半世紀後も変わらない建築物)
  通海(トンハイ)地震(“専群結合”と技術コミュニケーション)
  アンカシュ地震(西半球史上最大の地すべり)
  マナグア地震(支配者による災害の拡大)
  海城(ハイチェン)地震(世界初の地震予知の大成功)
  リジェ地震(地域による建物構造の相違)
  唐山(タンシャン)地震(文革中に起きた20世紀最大の震災)
  グアテマラ地震(マヤ文明の悲劇)
  ミンダナオ島地震(フィリピン最大の震災)
  チャルドラン地震(地上に現れる断層)
  ルーマニア地震(東欧の地震域の北限の震災)
  エルアスナム地震(マレブの山間都市の大地震)
  イタリア南部地震(地中海をまたぐ山脈連鎖)
  メキシコ地震(メガシティを襲った大地震)
  ネパール・インド地震(建物被害率と人的被害)
   ネパール地震(2015年)
  スピタク地震(旧ソ連の広大さが引き起こした地震)
  ルードパール地震(20世紀イラン最大の震災犠牲者)
  フィリピン地震(ピナツボ火山噴火のトリガー?)
  フローレス島地震(17,500の島国の地震と津波)
  マハシュトラ地震(低ハザード地域の多数の犠牲者)
  阪神・淡路大震災(先進国の大都市直下型地震)
  ネフチェゴルスク地震(フルシチョフ時代のPC造建物の被害)
  ガエン地震(活かされた20年前の教訓)
  キンディオ地震(浅発の直下型地震)
  コジャエリ(イズミット)地震(国際的な地震予知の実験場)
  集集(チーチー)地震(地表に現れた100kmの断層)
  グジャラート地震(歴史的建造物の地震大被害)
  ブーメルデス地震(ゼンムリ地震)(紛争国の首都圏を襲った震災)
  バム地震(アドベレンガ造の城塞遺跡の崩壊)
  スマトラ沖地震・インド洋津波(インド洋沿岸13ヵ国の広域災害)
  パキスタン・カシミール地震(巨大地震多発のチベット地域)
ジャワ島中部地震(コミュニティーが支えた住宅復興)
  汶川(ウェンチュアン)地震(四川地震)(経済成長と地域格差の災害)
  ハイチ地震(未曾有の人的被害と対策の不手際)
 6章 火山災害
  クレカタウ火山(噴火で生じた史上最大級の津波)
  サンタマリア火山(1902年の三火山の大噴火)
  スーフリエール火山(世界初の“熱雲”の目撃)
  プレー火山(モンプレー)(20世紀最大の死亡者数の噴火)
  クルー(ケルート)火山(インドネシアで最大の火山被害)
  メラピ(ムラピ)火山(遺跡寺院群を襲う噴火)
  ラミントン火山(死火山と信じられていた山)
  タール火山(世界最小の火山)
  アグン火山(祈禱師が祈る島の噴火)
  セントヘレンズ火山(ハザードマップと噴火予知の成功)
  エルチチョン火山(成層圏へ昇った噴煙)
  ネバド・デル・ルイス火山(活かされなかった火山ハザードマップ)
  ピナツボ火山(無名火山の20世紀最大の噴火)
  普賢岳(噴火予知の成功例)
  ニオス湖(湖底に蓄積されるガス)
 7章 人為災害
  感染症(無意識の大殺戮)
  東京大空襲(空襲による大規模な災害被害)
  広島原爆(人類が経験した初めての原爆災害)
  長崎原爆(雲の切れ間の悲運)
  ホロコースト(20世紀最大の惨劇)
  ポル・ポト(微笑みの国のキリングフィールド)
  ボパール農薬工場事故(世界最大の化学事故)
  チェルノブイリ原発事故(史上最悪の原発事故)
  世界貿易センターテロ(テロによる超高層ビル火災)
災害年表(1900〜2015)

定価:17,600円
(本体16,000円+税10%)
在庫:在庫あり