有機金属化学

有機金属化学

著者名 植村 榮
大嶌 幸一郎
村上 正浩
大塚 浩二
川崎 昌博
発行元 丸善出版
発行年月日 2009年11月
判型 A5 210×148
ページ数 230ページ
ISBN 978-4-621-08199-0
Cコード 3343
NDCコード 437
ジャンル 化学・化学工学 >  材料化学 >  有機材料・高分子材料

内容紹介

有機合成の立場から、有機金属化学という学問分野がものづくりにどう役立っているかという観点でまとめた教科書。 自然科学諸分野の発展とともに、有機合成によって創出された化合物は飛躍的に増加しており、しかもそれらの構造はますます複雑なものとなっている。本書は炭素骨格の構築と官能基変換という、有機合成戦略の大きな2本の柱を念頭に置いて内容を構成。有機金属化学の歴史や発展に寄与した人物やエピソードも交えながら解説。

目次

1 有機金属化学の歴史
 1・1 はじめに
 1・2 有機金属化合物の誕生―ツァイゼ塩
 1・3 アルキル金属化合物の出現
 1・4 サンドイッチ形化合物の登場
 1・5 工業触媒としての有機金属化合物
 1・6 遷移金属錯体
 1・7 金属カルベン錯体
 1・8 おわりに
2 有機金属化学の基礎
 2・1 有機金属化合物とは
 2・2 金属化合物の構造
 2・3 有機金属化学の基礎用語
 2・4 有機金属化学と不斉合成
3 有機金属化合物の合成法と性質
 3・1 有機金属化合物の合成法
 3・2 典型金属化合物の合成法と性質
 3・3 遷移金属化合物の合成法と性質
4 カルボニル化合物に対する反応
 4・1 有機リチウム化合物ならびにグリニャール反応剤とカルボニル化合物の反応
 4・2 有機亜鉛化合物とカルボニル化合物の反応
 4・3 有機ホウ素化合物とカルボニル化合物の反応
 4・4 有機アルミニウム化合物とカルボニル化合物の反応
 4・5 有機ケイ素化合物とカルボニル化合物の反応
 4・6 有機スズ化合物とカルボニル化合物の反応
 4・7 有機銅化合物とカルボニル化合物の反応
 4・8 有機チタン化合物とカルボニル化合物の反応
 4・9 有機水銀化合物とカルボニル化合物の反応
 4・10 アリルクロムならびにビニルクロム反応剤とカルボニル化合物の反応
5 炭素―炭素二重結合,炭素―炭素三重結合への付加反応
 5・1 有機リチウム化合物の付加反応
 5・2 グリニャール反応剤の付加反応
 5・3 有機銅化合物の付加反応
 5・4 有機亜鉛化合物の付加反応
 5・5 有機アルミニウム化合物の付加反応
 5・6 有機ホウ素化合物の付加反応
 5・7 有機ケイ素化合物の付加反応
 5・8 有機スズ化合物の付加反応
 5・9 有機チタン、有機ジルコニウム化合物の付加反応
 5・10 有機パラジウム化合物の付加反応
 5・11 有機ロジウム化合物の付加反応
6 ハロゲン化アルキルとの反応
 6・1 有機リチウム化合物とアルキル化剤との反応
 6・2 有機ナトリウム化合物とアルキル化剤との反応
 6・3 グリニャール反応剤とアルキル化剤との反応
 6・4 有機チタン化合物とアルキル化剤との反応 
 6・5 有機銅化合物とアルキル化剤との反応
 6・6 有機ホウ素化合物とアルキル化剤との反応
 6・7 有機アルミニウム化合物とアルキル化剤との反応
 6・8 エポキシドを用いる有機金属化合物のアルキル化版
 6・9 クロスカップリング反応
 6・10 エノラートのアルキル化反応
 6・11 金属エナミドのアルキル化反応
7 酸化と還元
 7・1 酸化反応
 7・2 還元反応
8 量論反応と触媒反応
 8・1 典型金属化合物と遷移金属化合物の違い
 8・2 両論反応から触媒反応へ

出版社からのメッセージ

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