生理検査機器の常識
臨床検査技師に必要な

生理検査機器の常識

実例から学ぶとっさの判断
著者名 富田 豊
正門 由久
髙橋 修
発行元 丸善出版
発行年月日 2009年06月
判型 B5 257×182
ページ数 188ページ
ISBN 978-4-621-08134-1
Cコード 3047
NDCコード 492
ジャンル 医学・薬学 >  その他医療系

内容紹介

困ったときにとっさに正しい判断をするために、いざというときに本当に役立つ書籍。生理検査の機器について熟練者なら知っている“常識”の知識を一冊にまとめた書籍。日常的によく使う機器全般からトピックを厳選。当事者なら思わずうなずいてしまう事例を詰め込んだ。検査機器も機械なので意図しない動作をすることは避けられない。そのときとっさに正しい判断をするためには機器のしくみ、結果の読み方、よい症例、悪い症例、メンテナンスの方法などをきちんと知っておくことが重要である。精度よく、すばやく臨床検査を行うことができるようになれば患者と職場の信頼の両方を得ることにもつながる。臨床検査の現場にいるかぎり必ず誰もが経験するような、しかも突然起こるような困ったときにとっさの正しい判断のための常備書。

目次

生理検査機器を扱う臨床検査技師の役割
1 心電計
 心電図検査の正しい理解のために
 1.1 心電計の基本構成
 1.2 12誘導心電図
 1.3 運動負荷心電図
 1.4 ホルター心電図
 1.5 24時間血圧計
 1.6 動脈硬化の検査
2 呼吸器計
 呼吸機器の設定のしかた
 2.1 呼吸機器の測定原理
 2.2 スパイロメトリー
 2.3 肺拡散能力検査(一回呼吸法〔SB:Single Breath method〕)
3 超音波診断装置
 超音波診断装置の設定と調整のしかた
 3.1 消化器(腹部エコー)
 3.2 産婦人科領域
 3.3 表在臓器領域(乳房・甲状腺)
4 脳波計
 脳波計の設定のしかた
 4.1 一般脳波検査
 4.2 針電極を用いた脳波検査
 4.3 脳死判定の検査
 4.4 誘発電位,術中モニタリング
5 睡眠時無呼吸検査機器
 睡眠時無呼吸検査の目的と内容,方法
 5.1 ポリソムノグラフィ検査(PSG)
6 筋電計
 6.1 誘発筋電図
 6.2 針筋電図
7 聴力検査素装置
 聴力検査素装置の設定のしかた
 7.1 成人の聴力検査
 7.2 小児・新生児の聴力検査
8 平衡機能検査装置
 平衡機能検査装置の設定のしかた
 8.1 平衡機能検査
 8.2 電気眼振図検査
9 サーモグラフィー
 サームグラフィーの内容と目的
 9.1 サーモグラフィーの測定原理
 9.2 サーモグラフィーのトラブル事例
10 MR(磁気共鳴画像診断)装置
 安全なMR検査を行うために
 10.1 多種多様なアーチファクトとその解消方法
11 磁気刺激装置
 磁気刺激について
 11.1 臨床における磁気刺激
 11.2 磁気刺激施行時の注意点
12 MEG(脳磁図)検査装置
 脳磁図とは
 12.1 MEG検査における注意点
 12.2 MEG検査の解析
13 NIRS(光トポグラフィー)
 非浸襲的脳機能とイメージングの発展
 13.1 fMRIとNIRS
 13.2 NIRSの利用
 13.3 計測原理
 13.4 タスクとそれに対する反応の解析
 13.5 NIRSの利点と問題点

定価:4,180円
(本体3,800円+税10%)
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