SI単位版 鉄道構造物等設計標準・同解説――シールドトンネル

SI単位版 鉄道構造物等設計標準・同解説――シールドトンネル

著者名 国土交通省鉄道局 監修
鉄道総合技術研究所
発行元 丸善出版
発行年月日 2002年02月
判型 B5 257×182
ページ数 222ページ
ISBN 978-4-621-08596-7
Cコード 3351
ジャンル 土木・建築 >  土木 >  土木仕様書

内容紹介

平成3年に全く新しいシールドトンネルの設計方法が検討され、その研究成果をまとめたのが本設計標準である。この設計標準の主な特徴としては、実験および現地計測結果に基づいて定めた新しい体系を採用していること、従来の許容応力度を割増してトンネルの実態に即した許容応力度を定めたこと等、セグメント設計の合理化を図ったことが挙げられる。本書はこの設計標準に解説および付属資料を加えたものである。

目次

1章 総則
 1.1 適用範囲
 1.2 用語
 1.3 関連法規
2章 調査
 2.1 調査一般
 2.2 立地条件調査
 2.3 支障物件等調査
 2.4 地形および土質調査
 2.5 環境保全のための調査
3章 計画
 3.1 線形
 3.2 トンネル断面の基本計画
 3.3 列車走行に伴う騒音・振動対策
 3.4 トンネルの内空寸法,外径寸法と掘削外径
 3.5 軌道構造および排水溝
 3.6 電気関係諸設備
 3.7 換気設備
 3.8 排水設備
 3.9 通路
 3.10 防災設備
 3.11 地下駅とトンネルの取付け部
 3.12 覆工
 3.13 地下切拡げおよび地中接合
 3.14 トンネルと立坑との接続
4章 覆工設計一般
 4.1 設計の基本
 4.2 セグメントの材質,形状および継手形式
 4.3 トンネルの安定に関する検討
5章 荷重
 5.1 荷重等の種類
 5.2 土圧
 5.3 水圧
 5.4 自重
 5.5 上載荷重の影響
 5.6 地盤圧力
 5.7 施行時荷重
 5.8 地震の影響
 5.9 内部荷重
 5.10 併設トンネルの影響
 5.11 トンネル完成後の地盤沈下の影響
 5.12 その他の荷重
6章 材料
 6.1 材料
 6.2 材料の試験
 6.3 材料のヤング係数
7章 許容応力度
 7.1 許容応力度
 7.2 許容応力度の割増し
8章 セグメント覆工の構造計算
 8.1 構造計算の基本
 8.2 荷重の選定
 8.3 構造計算上の仮定
 8.4 スキンプレートおよび背板の計算
 8.5 セグメント覆工の横断方向断面力
 8.6 主桁の応力度
 8.7 継手部の応力度
 8.8 縦リブの計算
 8.9 トンネル軸方向の構造計算
 8.10 施行時荷重の検討
 8.11 地震時の検討
 8.12 併設トンネルの影響の検討
 8.13 トンネル完成後の地盤沈下の影響の検討
9章 セグメントの設計細目
 9.1 形状寸法
 9.2 Kセグメントの挿入形式と形状寸法
 9.3 テーパーリング
 9.4 縦リブ
 9.5 継手
 9.6 防水工
 9.7 注入孔
 9.8 吊手
 9.9 セグメントの隅角部
 9.10 鉄筋の加工,配置および定着
10章 セグメントの制作
 10.1 一般事項
 10.2 制作要領書
 10.3 セグメントの寸法精度
 10.4 検査
 10.5 セグメントの記号
 10.6 防食
11章 二次覆工
 11.1 一般事項
 11.2 二次覆工厚
 11.3 構造計算
参考資料
 No.1 蛇行余裕,保守余裕(実績)
 No.2 軌道構造(実績)
 No.3 設計湧水量と溜ます容量(実績)
 No.4 電気関係諸設備例
 No.5 換気方式および換気設備例
 No.6 通路(保守用・避難用)(実績)
 No.7 防災設備(実績)
 No.8 セグメントと接ぎ手の例
 No.9 液状化の判定
 No.10 全周ばねモデルに用いる2層系地盤の地盤反力の算出方法
 No.11 鉛直付加荷重の計算例
 No.12 ヤング係数とコンクリート強度の関係
 No.13 慣用計算法による断面力の算定
 No.14 継手曲げ試験による断面力の算定
 No.15 3次元FEMによる回転ばね定数の算定
 No.16 セグメントの継手ばね定数と接手部材応力度の算定
 No.17 等価軸合成および等価曲げ剛性の算定
 No.18 地震時における検討方法
 No.19 併設トンネルの影響の検討例
 No.20 シール材の種類と設計法
 No.21 シールド形式の分類
 No.22 裏込め注入
 No.23 セグメントの組立
 No.24 立坑構築寸法とシールドの発達・到達 

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