電気化学インピーダンス法

電気化学インピーダンス法

原理・測定・解析
著者名 板垣 昌幸
発行元 丸善出版
発行年月日 2010年01月
判型 A5 210×148
ページ数 190ページ
ISBN 978-4-621-08000-9
Cコード 3043
NDCコード 431
ジャンル 化学・化学工学

目次

1 電気化学インピーダンス法への手引き
 1.1 電気化学インピーダンス法とは何か?
 1.2 電極反応と電気化学インピーダンスの関係
 1.3 電気化学インピーダンス法の利用
  1.4 インピーダンス解析に用いる基礎数学
  1.4.1 複素平面
  1.4.2 必須公式
2 電気化学インピーダンス法の原理
 2.1 電気化学測定の中での電気化学インピーダンス法の位置づけ
 2.2 電気化学測定に必須な公式
 2.3 時間領域と周波数領域での解析
 2.4 電気化学インピーダンス法の適用条件
3 実験装置
 3.1 電極
  3.1.1 作用極
   3.1.2 対極
   3.1.3 参照極
  3.2 電気化学セル
   3.2.1 二電極セル
   3.2.2 三電極セル
  3.2.3 四電極セル
4 インピーダンス測定法と機器
 4.1 測定機器
  4.1.1 ポテンシォガルバノスタット
  4.1.2 オシロスコープ
 4.2 FRAの原理
  4.3 FRAを用いたインピーダンススペクトルの測定
   4.3.1 電位制御による電気化学インピーダンスの測定
   4.3.2 電流制御による電気化学インピーダンスの測定
   4.3.3 ノイズ対策
  4.4 その他のインピーダンス測定法
  4.4.1 古典的測定法
  4.4.2 高速フーリエ変換(FFT)による方法
5 電気化学インピーダンスのデータ処理
 5.1 電位-電流曲線と電荷移動抵抗の関係
 5.2 各素子のインピーダンス
  5.2.1 正弦波信号の複素数表示
  5.2.2 3種の素子のインピーダンス
 5.3 インピーダンスの合成
 5.4 電気化学インピーダンスの表記法
 5.5 RC直列回路のインピーダンス
 5.6 RC並列回路のインピーダンス
 5.7 インダクターLを含むインピーダンス
 5.8 CPEを含む等価回路
 5.9 さまざまな等価回路から計算されるインピーダンスのまとめ
 5.10 二つの時定数をもつ等価回路とインピーダンススペクトルの軌跡
 5.11 電極構造と等価回路の関係
6 ファラデーインピーダンス
 6.1 ファラデーインピーダンスとインピーダンススペクトルの関係
 6.2 低周波数域での誘導性挙動の物理的意味
   6.2.1 等価回路による説明
  6.2.2 時間領域での解釈
 6.3 ファラデーインピーダンスと吸着過程の関係
  6.3.1 周波数領域における吸着体の電極被覆率
  6.3.2 吸着反応とインピーダンス・アドミッタンスの関係
 6.4 さまざまな反応メカニズムとファラデーインピーダンスの関係
  6.4.1 金属の溶解反応でのファラデーインピーダンス
  6.4.2 金属の電析反応でのファラデーインピーダンス
  6.4.3 酸素還元反応のファラデーインピーダンス
 6.5 高周波数域での誘導性挙動の解釈
 6.6 電荷移動抵抗Rctと分極抵抗Rpとの違い
 6.7 複合電極の電位-電流曲線と分極抵抗
7 拡散のインピーダンス
 7.1 ワールブルグインピーダンス
  7.2 ファラデーインピーダンスを用いる拡散インピーダンスの導出
  7.2.1 フィックの第二法則
  7.2.2 無限拡散での表面濃度csとフラックスJの関係
   7.2.3 有限拡散での表面濃度csとフラックスJの関係
  7.2.4 インピーダンスの導出
 7.3 ファラデーインピーダンスを用いた拡散のインピーダンスの軌跡
  7.3.1 ファラデーインピーダンスと電気化学インピーダンスの軌跡
  7.4 さまざまなファラデーインピーダンスの軌跡のまとめ
8 分布定数型等価回路を用いたインピーダンス解析
 8.1 多孔質電極と分布定数型等価回路
  8.2 伝送線モデルを用いたインピーダンスの理論式
  8.3 分布定数型等価回路による電気化学インピーダンスの計算
  8.4 伝送線モデルによるインピーダンススペクトルの計算

出版社からのメッセージ

本書は改訂版『電気化学インピーダンス法 第2版』(2011年7月刊)を刊行しています。

関連商品

定価:4,180円
(本体3,800円+税10%)
在庫:品切れ・重版未定