目次
1 電気化学インピーダンス法への手引き
1.1 電気化学インピーダンス法とは何か?
1.2 電極反応と電気化学インピーダンスの関係
1.3 電気化学インピーダンス法の利用
1.4 インピーダンス解析に用いる基礎数学
1.4.1 複素平面
1.4.2 必須公式
2 電気化学インピーダンス法の原理
2.1 電気化学測定の中での電気化学インピーダンス法の位置づけ
2.2 電気化学測定に必須な公式
2.3 時間領域と周波数領域での解析
2.4 電気化学インピーダンス法の適用条件
3 実験装置
3.1 電極
3.1.1 作用極
3.1.2 対極
3.1.3 参照極
3.2 電気化学セル
3.2.1 二電極セル
3.2.2 三電極セル
3.2.3 四電極セル
4 インピーダンス測定法と機器
4.1 測定機器
4.1.1 ポテンシォガルバノスタット
4.1.2 オシロスコープ
4.2 FRAの原理
4.3 FRAを用いたインピーダンススペクトルの測定
4.3.1 電位制御による電気化学インピーダンスの測定
4.3.2 電流制御による電気化学インピーダンスの測定
4.3.3 ノイズ対策
4.4 その他のインピーダンス測定法
4.4.1 古典的測定法
4.4.2 高速フーリエ変換(FFT)による方法
5 電気化学インピーダンスのデータ処理
5.1 電位-電流曲線と電荷移動抵抗の関係
5.2 各素子のインピーダンス
5.2.1 正弦波信号の複素数表示
5.2.2 3種の素子のインピーダンス
5.3 インピーダンスの合成
5.4 電気化学インピーダンスの表記法
5.5 RC直列回路のインピーダンス
5.6 RC並列回路のインピーダンス
5.7 インダクターLを含むインピーダンス
5.8 CPEを含む等価回路
5.9 さまざまな等価回路から計算されるインピーダンスのまとめ
5.10 二つの時定数をもつ等価回路とインピーダンススペクトルの軌跡
5.11 電極構造と等価回路の関係
6 ファラデーインピーダンス
6.1 ファラデーインピーダンスとインピーダンススペクトルの関係
6.2 低周波数域での誘導性挙動の物理的意味
6.2.1 等価回路による説明
6.2.2 時間領域での解釈
6.3 ファラデーインピーダンスと吸着過程の関係
6.3.1 周波数領域における吸着体の電極被覆率
6.3.2 吸着反応とインピーダンス・アドミッタンスの関係
6.4 さまざまな反応メカニズムとファラデーインピーダンスの関係
6.4.1 金属の溶解反応でのファラデーインピーダンス
6.4.2 金属の電析反応でのファラデーインピーダンス
6.4.3 酸素還元反応のファラデーインピーダンス
6.5 高周波数域での誘導性挙動の解釈
6.6 電荷移動抵抗Rctと分極抵抗Rpとの違い
6.7 複合電極の電位-電流曲線と分極抵抗
7 拡散のインピーダンス
7.1 ワールブルグインピーダンス
7.2 ファラデーインピーダンスを用いる拡散インピーダンスの導出
7.2.1 フィックの第二法則
7.2.2 無限拡散での表面濃度csとフラックスJの関係
7.2.3 有限拡散での表面濃度csとフラックスJの関係
7.2.4 インピーダンスの導出
7.3 ファラデーインピーダンスを用いた拡散のインピーダンスの軌跡
7.3.1 ファラデーインピーダンスと電気化学インピーダンスの軌跡
7.4 さまざまなファラデーインピーダンスの軌跡のまとめ
8 分布定数型等価回路を用いたインピーダンス解析
8.1 多孔質電極と分布定数型等価回路
8.2 伝送線モデルを用いたインピーダンスの理論式
8.3 分布定数型等価回路による電気化学インピーダンスの計算
8.4 伝送線モデルによるインピーダンススペクトルの計算
出版社からのメッセージ
本書は改訂版『電気化学インピーダンス法 第2版』(2011年7月刊)を刊行しています。